HAL. さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ちゃんと劇場仕様になっている。
アニメ版だと、魔術とか超能力とか言って、
わりと俗人的なスケール感で「人」対「人」の趣があった。
今回は映画になったせいか、異様にスケールがでかくなってしまい、
本来の面白さがどこかへ行ってしまった感じがする。
宇宙ガーとか、地球ガーとか、言われても正直ピンとこない。
前半のオールスター総出演の総花的なつくりをしてる
シーンの方がニヤニヤ楽しめたのは、
“とある”シリーズのキャラの魅力が、
普段通りに発揮されていたからじゃないかな。
ただ、この不満足感って、ある意味で今回の作品が、
映画館向けに上手くカスタマイズされてたことの証明かなとも思う。
中盤のカーチェイスや終盤のライブシーンもそうだし、
いつもより爆発多めなのもそう。
劇場で見ていたらドッカンドッカンと
いい具合の臨場感が出ていたのではないかと推測できる。
自宅のディスプレイで見ると、
大画面ならではの見せ場が機能しないせいもあって、
どうしても心理描写やストーリー展開といった
枝葉の部分に集中してしまった。
あ、新キャラの中では、社長さんが好きでした。
またどこかで活躍の機会があればいいのになぁ。