gkc さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
400年の執念
この作品を見たとき昔あった時代劇で「必殺仕事人」というのがあったのですが、部分的にすごくかぶりました。
晴らせぬ怨みを代わりに晴らしてくれるのです。
「仕事人」は仕事料としてお金が必要です。
「地獄少女」は代価として依頼人の死後が制約されます。
「怨みは晴らしてあげるけど、そのかわり、あなたも死んだら地獄にいかなければいけないよ」
という風にです。
人の怨みは様々なものがあるのだな考えさせられます。
最愛の人や自分の命を理不尽に奪われたりすれば、もちろん
うらんでしまうでしょうし、
人間ってささいな口論とかでもその人を憎悪して、挙句の果ては殺してしまったりもします。
人間の情念って実際、個人個人が深くもっていて他人では理解できないことも多々あるのだなと考えさせられます。
日々の社会の中でありえる人間関係上の被害者と加害者。
そんな様子がいろいろと描かれています。
物語の最終局面、地獄少女、主人公の「えんま あい」ちゃんですが、400年もの長い間、彼女も問題を抱えているんですね・・・
彼女はどんな心境だったのでしょうか・・・