Lovin さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要
レンタルDVDで視聴。原作は未読。
高校教師の主人公が些細なことにも直ぐ絶望してしまう話。その絶望に生徒達も巻き込まれていく姿がコミカルに描かれている。誰かの写真(アシスタントらしい)のコラージュなどが多用されており、コメディなので気楽に見ることが出来る。
本作品は1クール12話で構成されている。
■主な登場人物
主人公;高校教師。「絶望した」が口癖の悲観主義者。
楽観少女:主人公が受け持つクラスの生徒。主人公の対抗馬となる楽観主義者。
密入国少女:コンテナに乗って不法入国した生徒。名前すらも不法に購入した。
帰国子女:口癖のように「訴えてやる」と言い放つ金髪碧眼の生徒。
引篭もり少女:不登校は改善したが不下校をわずらうことになる少女。
几帳面少女:何事も白黒ハッキリ分けられないと気が済まない完ぺき主義者。
負傷少女:怪我が多くDVを受けているのではと疑われている生徒。
携帯少女:恥ずかしがり、字が汚いの理由で携帯メールに依存している生徒。
■感想
視聴前の期待度は3段階で★★と普通。原作者の他の作品は見ているのでパターンはある程度理解していた。
日常の些細な点に注目して、こじ付けにも近い論法でギャグのネタにしていくところは相変わらずと言った所。他の原作ではオチキャラに全てを委ねた様な、言い方は悪いがケツを捲ったような終わり方も見られたが、そういう点でも大体同じ。
登場人物は多いがそれなりに書き分けられているので覚えるのが難しいということはないが、登場回数と登場時間が減ってしまう分、後日の記憶に残り難いという一面はある。
何気ない内容だが不自然な落書きやコラージュっぽい表現など、この監督独特だと思える表現が多く、思わず一時停止して確認したくなることもある。
■作品の傾向
完全なコメディもので、普通の笑いと不条理?を同時進行で楽しみたいという方にお奨めする作品。
無難だが「ぱにぽにだっしゅ」その他多数が該当する。
■蛇足:{netabare}
この作品は原作者の他の作品を知っているので敬遠してたが、実際見れば思ったほど抵抗はなかった。。
{/netabare}