笑い男アオイ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人が神様になった世界。
この世界には神様が存在しています。
そして、同時に悪魔も存在しています。
この世界は、人類が超能力が使えるようになって超能力を平和に使って暮らしている世界です。人類は皆やさしく、超能力の訓練をして生活の役に立てて暮らしています。
しかし、超能力だけでは万全ではありませんので化け鼠といわれる、二足歩行の裸出歯鼠を人型にしたような醜い身長も1.5mくらいの種族を管理し人間の活動範囲外の分野の管理などを任せています。
その世界は、機械的な文明は殆どなく田畑も豊かで人々は憎しみ合うこともなく完全な世界です。その世界を統べているので化け鼠は人間の事を神様と言ってしたがって暮らしています。
そんな世界に産まれた主人公サキの視点で物語は進行していきます。超能力は便利ですが、皆が初めから自由に使えるわけではありません。幼い頃に超能力に目覚める時期がありその能力に目覚めた時から、専門の学校で皆で超能力の訓練を受けて立派な超能力使いになっていくのです。
超能力には物体を浮かしたり動かしたり火をおこしたりと訓練次第で得意不得意はありますが、生活の為に使える様々な便利なことが出来るようになるのです。
そんなサキはグーループ活動の一環から本来なら禁止してある区域まで足を運びちょっとした冒険をしてみようと言うことになります。そこで、ある困ったことが起き化け鼠のスクイラーに助けてもらったりと、そのちょっとした冒険心から、彼女の運命はだんだん変っていくようになってしいます。
いろいろ、端折りましたがだいたいの流れはこんな感じで物語は進んでいきます。物語には色々な謎が隠されており、話の序盤は学生生活の彼女たちの幼い視点で話は進んでいき思春期には彼女たちの心の変化などを中心に話は進み、大人になってゆくお話です。
最初は、だらだらと話が進んでいくように感じられますが終盤になるとハラハラに変ってきます。序盤の色々な話が終盤になって解決していくことは作品として良くできていて、えーって成ることも沢山あります。
絵表現方法が結構実験的で、人物に影を落とさないようにしたり(普通は顔の半分や顎の下あたりに影を描きます)してのっぺりした印象があったりするはずです。また、中盤は色々内容面で表現がびっくりするようなことも起こりますけど、それも最後まで見たら分かるようになりますので、見始めたら途中で投げないことだけはお勧めします。