yuppy さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
見終わりました。個人的な総評です。
■1話目を拝見
1話目を見た限りでは過去の話が多少介入してきていたのでよくわからなかったのですが、ある程度は感性で理解できました。
その後の急展開で幕を閉じた1話目でしたが、必要だったのかと今しがた思います。
■2話、3話目を拝見
一人の少女、黄泉とは何者なのか。
その点について深く追求しだしたのがこの2話、3話ですね。
最初はこの黄泉という少女が悪役なのか。という認識がありましたが、この3話目あたりから過去の話に移り、段々とこの少女について解ってきた回でした。
■4話目を拝見
ここからが本当の本編。という感じでした。
本格的に過去の話に移り、全ての謎を徐々に紡いでいくような感じの進み方で、私的にはすごく好きな進み方でした。
途中に神楽と黄泉のポッキーゲームのシーンがあるのですが、かたい話の展開だったので、このシーンで少しほんわかしました。
■5話目を拝見
この回は個人的にはギャグ回だと思ってます。
黄泉と紀之を基盤とした話の展開で、2人の仲をよくしようと周りの対策本部の人たちが色々と面白い話を繰り広げてくれた回でした。最後の黄泉と紀之のシーンはよかったです。
私的に1番好きな回でした。
■6話目を拝見
冥が活発に出てくるようになり、神楽も成長し出して、凄く面白くなりはじめた回でした。
さらに新たな敵も登場し、波乱の回となりました。
■7話目を拝見
前回に引き続き、とてもシリアスな話の展開でした。
保健室の先生を殺めてしまった神楽は、自分のしてしまったことを悔やみ、自分自身を責め続けました。それを救ったのは「柳瀬千鶴」「真鍋美紅」
2人の“友達”という大きな存在でした。
友達の大切さ、それを思い知らされた回でした。
それと同時に黄泉の義理の父「諫山奈落」の突然の死。
それに直面した黄泉の気持ちも汲みとれたような気がしました。
■8話目を拝見
この回は、黄泉と冥が主役となって話の展開が進んでいきます。
お互いが怨念をぶつけ合い、最後にはどちらかを殺すという究極の選択。
これはかなり見入ってしまった回でした。
■9話目を拝見
この回は、黄泉が何者かに襲われ、もう退魔師として活動できないとなり、この後の話はどうなるのかと思っていましたが、最後の最後に殺生石を体に埋め込まれ、姿を消してしまう。
今後の展開が凄く気になった回でした。
■10目を拝見
黄泉を探し回る対策本部の皆。それと併行して退魔師として活動しなければならない皆。さらに2話と被るところが多々ありました。ですが、2話目とは違った視点で視れたので飽きませんでした。
■11話目を拝見
ここからが2話目の続きとなります。
最初見たときは神楽が殺されたのかと思いましたが、今思ってみると主人公的な存在の彼女が死んでしまっては駄目だろうと改めて思いました。
父雅楽と黄泉の決戦。勝敗は決まらなかったものの、雅楽の劣勢で幕を閉じた。
その後、神楽は雅楽との初めての長い対談。
そこで父からもう先は長くないと知らされ、絶望する神楽だが、父から優しい言葉や厳しい言葉を言ってもらい、決心に至り白叡を授かる。
また、対策本部の皆で黄泉を退治しようとするが、大きな痛手を負い、さらに黄泉を逃がしてしまう。
次の回でついに決着かと、そわそわされられた回でした。
■12話目を拝見
ついに最終決戦。黄泉と神楽がぶつかり合った回でした。
刀を相交えた時は舞蹴拾参號の力を惜しみなく使い、黄泉を責め続けた神楽でしたが、本当の妹のように神楽をみてくれた黄泉に対してとどめを刺すことを躊躇った神楽は黄泉に返り討ちにされてしまう。だが、そこに現れた紀之。
彼に一旦救われる神楽だが、またすぐに彼は消えてしまう。
そして満月の夜、もう一度対峙する二人。
黄泉を殺すと決意を決めた神楽。神楽は黄泉に剣を弾かれるも、脇に持っていた紀之に貰った小刀を彼女に突き刺す。黄泉は避けることもできたが、
殺生石は自分の本当の願いを叶えてくれる物。
だから彼女は避けなかった。
自分の願いが神楽を守る事だから…。
■総評
最初の方はすごく不思議な感じでしたが、後半になるにつれ、どんどんと引き込まれていった作品でした。
非常にシリアスな話の展開の中に時折、ギャグ等が混ざっていてとても飽きることもなく満足して観ることができました。
最後のおわり方も少し悲しいですが、僕的にはよかったんじゃないかな。と思います。
自分の大きな夢として接してきた黄泉を自分の手で殺めることによってそれを大きな糧にできたのではないでしょうか。
2年後の神楽はとても大きく成長していて、まるで黄泉をみているかのようでした。
この作品は泣けるところもあり、笑えるところもある。悲しいところもあって楽しいところもある。
そんな喜怒哀楽なこの喰霊を観ることのできた僕は、とても幸せです。
本当に満足できた12話でした。
長々と申し訳ありません。
このレビューが少しでも皆様の参考になればと思います。