fatin さんの感想・評価

2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟 / どうなの？

う～ん。どうなんでしょう？どこかで映画の評価をみたらあまり高くなかったようだったけど、実際に見てみて、理解。

何なのかよく分からない。こう、胸を揺さぶられたり、わくわくしたり、そういう部分が一つもなかった。これ、誰に見せたいの？誰に見て欲しかったの？男性かなぁ。なんか「アイドル」とか「歌」って、アニメでは難しいと思うのだけど「歌プリ」とか人気あるけど。思うに、最近の人たちは動画で作られたアイドルばかり見て、実際のステージを見たことないんじゃないかと思う。だって、生を知ってたら、動きも表情も、満足できないと思う。AKBじゃダメだと思う。もっと凄いものを見ないと。でも、まぁ、海外もそうだけど、今、音楽自体がつまらないから（あくまでも私は・・・）。「奇跡の歌声」というのも、どこが？普通だけどなぁ。ただのアイドルの歌声だし。なんかこう、「宇宙戦艦ヤマト」のオープニング的な、もっと神秘的なものなら分かるけど。TV版「とある魔術の禁書目録」でも歌が出てきた時は、個人的には勘弁して下さいという感じだった。

歌は扱いが難しいと思う。それがアニメでなくて実写でも、その歌にものすごいカリスマ性がないと「物語のパワーと映画にした意味」がなくなるから。もともと本物でないものだけに、軽くなったり感動を削いだりする、と私は思う。取扱い注意なものなのだ。それを取り扱っているというところで、かなりリスクがある。それで失敗している作品は少なくない。

でも、それは大人だからそう思うのかも知れない。子供はそういうのどうでもいいのかも。でも、それは子供のためにはよくないんじゃないの？

学園、制服、日常、ここに　魔術、能力、バトル、と言ったアニメならではのエッセンスと夢がある。それで十分なのにアイドル、奇跡、宇宙、と一体どこに連れて行こうとしてるんだろう？この禁書目録という話自体も、少年アニメのような少女アニメで、実はなんだかよく分からない。

最終決戦が宇宙というのも、主人公たちの普段の生活から離れすぎているし、ちょっと壮大過ぎてついていけなかった。

上条くん（私より年下なもので）が嫌いじゃないだけに、ちょっと残念な内容でした。（因みに、私の好きなキャラは上条、姫神、神裂。でも、もっと好きなのが御坂シスターズ）。

これはヒットしたんだろうか？もし、したのであれば、「ふ～ん」・・・というのが、とある大人の感想と反応。