arias さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
自分用メモです
ネコとネズミの追いかけっこ/ギャグ/パイ投げ/アカデミー賞作品等/著作権切れ作品あり
トムとジェリー一作目は1940年『Puss Gets the Boot』。それから制作陣は変わっているもののなんと2013年現在も作り続けられている息の長い作品
とはいえ1986年にワーナー系列に制作陣が移籍してからは芸風も変わり似つつもまったく別の作品になった。これ以降の作品はそれほど見てもないし好きでもない。感想は86年以前のもので。
家に住み着く狡賢いネズミを意地悪な飼いネコが追いかけるというのが基本スタンス。家の中にあるパイやトンカチなどのギミックを使って面白おかしく繰り広げられる。回によっては池や船、コンサートホールだったりするけどいろいろなギミックを置きやすい家の中を描いた作品が多い。なおネズミが勝つのがお決まりである
動作の画が美しくとても滑らか。もちろんこの時代なので手書き。戦前のクオリティとは思えない
この動作の画に加わるのがクラシックを中心とした多彩な音楽。画が出来上がってから音楽をつけているようでとても場面場面にマッチしている
大抵の作品にセリフはない。効果音のみ
1940年2月10日の『Puss Gets the Boot』から1953年11月21日の『Life with Tom』まで79作品は著作権が切れている。作品名を検索すれば動画サイトで視聴できる
以下特に好きな作品。著作権切れてる中でオススメの作品
『Puss Gets the Boot』
シリーズ第一作。この作品のみトムはジャスパー、ジェリーはジンクスという名前になっている
『The Yankee Doodle Mouse』
アカデミー賞作品。風刺、政治色が強い作品。ダイナマイトを渡しあう有名なシーンがある
『The Night Before Christmas』
トムの本当の性格がわかる作品。クリスマスが関係してるってところがアメリカらしいなぁ、と
『Professor Tom』は子猫、
『Little Quacker』はアヒルの子が出てくる話
『The Cat Concert』
アカデミー賞作品。超おすすめ。著作権切れてるからネットに転がってるし暇なら絶対に見て欲しいくらい。画と音楽がとても融合している。ちなみに曲目はハンガリー狂詩曲第2番のアレンジ
ギャグの表現上仕方ないんだろうけどハンマーが弦の上についてしまっている。これじゃ鍵盤から手を離した時にしか音が出ない
『The Two Mousekeeters』
アカデミー賞作品。ニブルス登場作品。最後のシーン、ギロチンにかけられてるけどトムはダイナマイトで吹き飛ばされても生きてるので……
『The Missing Mouse』
ホンモノの白ネズミを見つけた後ヨボヨボになるトムがかわいい。ポリゴンショック並の激しい点滅シーンがあるので注意