りく さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 2.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ホラー嫌いでも多分見れますよ! 面白かったです
とある村落で毎年発生している連続怪死事件にまつわるミステリー。2期はまだ観ていない状態でのレビューです。
4つの「出題編」と2つの「解答編」で構成されており、様々な可能性を様々な視点で見ていくという形になります。あと2つある解答編は2期に回されているようで、1期だけではすべての謎が明らかにはならず、完結しません。
興味深い構成だとは思いますが、なかなか真実に近づかないのでかなりモヤモヤします。続きが気になるので上手く視聴者を引きつけているとは思いますが、24話までいかないと話をつかむことすら難しいってのはちょっとキツかったですね^^;
ホラー大嫌い人間なものでこれまでずっと敬遠していたんですが、多くのレビュワーさんが「怖いけど面白い」「意味のある怖さ」といったようなことを書いていらっしゃったことが後押しになりました。
結果的にトラウマになるようなシーンはなかったですね。「ぎゃー!痛い痛い!痛いよ!」となるシーンは結構ありましたが、夜中にふと思い出して眠れなくなっちゃうような場面はありませんでした。ぶっちゃけ怖さという点では大したことないので、ホラーよりはグロ・スプラッタなところに注意です。
3つほど残酷描写を書き出してみますので参考にしてください。
→{netabare}少しだけ臓器が出てる死体、爪をはがす拷問、人をザクザク包丁で刺す{/netabare}
分類上はホラー&ミステリーな作品ではありますが、仲間との友情や様々な人間関係を中心に描いているのが面白いところですね。1期の時点ではまだ何とも言い難いんですが、2期で一気に盛り上がりそうな匂いがプンプンしますw
登場人物は頭のネジが吹っ飛んでる人たちばかりで、狂っています。それがこの作品の特徴ですが、流石に非現実的過ぎではあるかなぁ。
マジギレの大喧嘩をした後、仲直りしたような描写もないのに普通に会話してたりするのもかなり違和感がありました。尺の都合なのか描写の問題なのか判断がつかないんですが、もう少し丁寧にキャラクターを表現してほしかったです。編ごとにキャラの性格がガラッと変わることもしばしばあり、混乱してしまいがちでしたし……。
全体的に、ただ人を怖がらせることを目的とした映像面でのホラーではなく、人間の狂気といった感情的な不気味さ・怖さを描いた作品だと感じました。一般的に想像されるようなホラーとはちょっと違うような。
もちろん、血は見るのもダメという人には向きませんし、痛々しい描写が多いので万人に勧められる作品ではないですが、少しでも興味があるならば観てみてもいいのではないでしょうか。荒削りながらも内容自体はよくできていて、続きが気になる面白いアニメでした。
2期も楽しみです。どんな結末になるのかな?かな?
……この中原さんの「かな?かな?」と「かぁーいい」が可愛すぎてヤバイです(*´-`)