Lovin さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
観た感じ
■2015/12/16
本日松来さんの病名を知り(既に忘れているが)、私が感じているやるせない気持ちについて書くなら今しかない、と言う事で思い立ち、他の作品についても触れるが私にとって一番印象のあるこの作品と松来さんについて、整理できていないのに書き殴るという愚行に出てみる。
{netabare}松来さんの声は、どこか締りが無いように感じる。そういう部分を汲まれていたのか、どこか締りの無い役ばかりを演じている気がする。ゆるめいつ然り・・・他は知らないけれども、下セカの生徒会長も余り締りがあるほうではないと感じた。ただ、たまゆらの八色ちもという役も演じており、私の個人的な印象に過ぎないのだろう。
今後この作品の続編があるとして、松来さんが演じるのは主人公ゆのの担任教師である吉野屋先生だ。サエヒロが卒業した今、先ずは新一年生の入学、そしてゆの自身の卒業と言うイベントが待っている。これらのイベントを消化するには「担任が変わった」或いは「担任が引っ越した」くらいの理由が必要だろう。過去の会話や経緯から「寿退社」は{netabare}本人同様{/netabare}有り得ない。主人公の卒業に担任が登場しないなど考えられない。もし仮に誰かが松来さんの代わりをするとして、個人的に強いて挙げるのは佐藤聡美になるとは思う。
サザエさんやルパン三世がそうであるように、声優の一人がリタイアすれば必ず補充され継続するのがアニメと言うものだ。この作品に其処までの需要があるかどうかは兎も角、少なくとも私はひだまりスケッチのエンディングを観たいのである。その為にも何としてでも続編を希望する。そしてこの作品に於ける松来さんのポジションは重要だと考えている。謎多き吉野屋先生のふざけた授業をもう一度観たい。
あの言葉を口にすると本当に過去の人になってしまうので言いたくは無いし、納谷悟朗さんのときも内海賢二さんのときも小川真司さんのときも口にしていないので、今回もあの言葉は飲み込んでしまう。でも私は忘れない、吉野屋先生という不思議だけど生徒思いのそこそこ良い先生が居た事を、と二次元のキャラに想いを馳せてみる。{/netabare}
■感想
DVDで視聴。原作は未読。美術学校生が多く住むアパートの話の1期。
近隣に美術科のある高校が少なく、遠方から入学する生徒も多く主人公もその一人。通学が困難な娘のために両親が選んだ住まいは、校門前の道を挟んだ向かいに建つ通学路数メートルの小さなアパート。
当然入居者には主人公が通う学校の生徒が多く、若干ガサツだが天才肌のクラスメイト、小説家の卵の先輩、母性溢れる先輩の優しさに見守られながら一人暮らしをスタートさせる。
シリーズの第一作目ということで主な登場人物はコスプレ好きの担任、味のある校長と少なく、稀にツンデレの先輩が登場するくらいである。
一応学園ものではあるがアパート内で完結する話もかなり多く、言い方としては日常ものというのが正しいかもしれない。大きく学校関連、アパート関連、お出かけ関連の話に分けられると思う。
四コマ原作らしく一話に複数のエピソードがあり日付が振られているが、これが時系列順ではないので視聴には注意が必要だ。ストーリーがあるものとしてみていると少し混乱する。
このシリーズはお馴染みの新房昭之監督+シャフト制作で、パステル基調の色の使い方が良く、背景のデザインも侮れない、上手く説明できないが目を引く仕上がりになっている。
と説明に終始したが、百合百合しくはないが2013夏期で言えば「きんいろモザイク」のような優しい雰囲気の作品なので、一度見てから判断して頂きたい作品である。
■蛇足:{netabare}
この当時原作者のキャラは「うめてんてー」と呼ばれていた気がするのは気のせいなのか?
{/netabare}