「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(アニメ映画)」

総合得点
79.4
感想・評価
1574
棚に入れた
9377
ランキング
504
★★★★☆ 4.0 (1574)
物語
3.8
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

めんまにとっての趙平和バスターズとじんたん

 めんまが消えた日の翌夏に、趙平和バスターズの面々がめんまへの手紙を書くことで、過去が
オーバーラップしていくという、形としては総集編と続編を合わせたようなもの。

 総集編と書いたが、テレビシリーズで描かれた部分は、前述のように各キャラの思い出として
ランダムに描かれるために時系列になっておらず、この作品だけだと話の流れがよく判らないと
思う。そういう意味では総集編と言うより、いいシーンを集めたアルバムを見ているような
感じ。
 相変わらず随所随所で泣かされてしまうが、これも大半がテレビシリーズの感動を引っ張って
きてのもので、やはりテレビシリーズ視聴の上での鑑賞がいいみたい。

 続編要素に関しては、特に5人の環境に変化があったわけでもなく、割と淡々としたもの。
 ただ、変化がないということは相も変わらず5人の仲はそのまま続いているということで、
めんまの願いが確実に引き継がれていることが再確認できたという点では、むしろこの展開は
嬉しかった。
 また、めんまが帰ってきましたみたいな展開は個人的には興醒めなので、これぐらいの感じで
いい。
 5人の環境に変化がないと書いたが、めんまが現れた夏以降、それぞれの心は変化しており、
いわゆる人間的成長が感じられる。そういう意味では、今後の彼らの行く末が楽しみでもある。
特にじんたんへの思いが強いあなるなんかは。

 新しい要素という点では、めんまが生きていた頃が克明に描かれていたりと、むしろ過去の
描写に多く、趙平和バスターズの面々に出会う前のめんまがぼっち状態だったなどの新発見も
多かった。
 このめんまの過去の描写で、いかにめんまが趙平和バスターズを、そしてじんたんを大切に
思っていたかが改めて強く感じられ、テレビシリーズでのめんまの心情をより補完してくれる
感が強かった。

投稿 : 2013/09/01
閲覧 : 197
サンキュー:

9

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