gkc さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
短編だけど見ごたえ有る系です
この作品で肯定的に見れない点は、カップ麺の企業との提携の流れで必要以上に作中、登場人物たちがカップ麺を食べているシーンが出てきます。
それが企業のCM色が前に出すぎて露骨で違和感を感じました。
でも当時TVCMも頻繁にながれてましたねー。
それ以外はすごく面白かったです。
夢・勇気・希望・友情・努力などなど、いい言葉がたくさんはまるような出来ばえwww
本当に爽快な気分にさせてくれる、力作だと思います。
7話完結ですが見ごたえあります。
「AKIRA」の大友克洋さんが携わっているのはどこから見てもそうなんですが、今回は深くは関わっていないとの事。
でも100%大友色と言っても過言ではないと思える作品です。
絵は人物、町並み、メカ類、全てすばらしいです。
アイデアが随所に感じられ、凝ってはいますが胸焼けを起こすようなものではないです。
お話も実際の我々の今後100年、200年先では充分可能になるのではないかな、と思える様な科学技術の範囲のSFでとらえてみることが出来ると思います。
地球は宇宙開発の事故とそれに関連する戦争で滅亡し、当時、開発途中で宇宙に出ていて生き延びることになったわずかな
地球人は、月に移住します。
そして滅亡したはずの地球には月の住人達から2世紀分ほど生活レベルの遅れた地球人の生き残りが実は居た・・・
そんな月と地球間のやり取りで盛り上がってきます。
この作品には立場こそ違え、悪人はでてきません。
僕は時にひねくれて、作品群を見てしまうこともありますが、
ななめに見ないでまっすぐ見れば本作品は人間の純粋さが多く伝わって来ると思います。