じぇりー さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
THE モノローグ・ストーリー
2007年のアニメということで、同時期に放送されていた他のアニメ一覧を参考にした上で、改めて強く思ったことは…
「古さ」を感じずにはいられない。
一概にクオリティーが良くないと言いたい訳ではないのだが、音楽(OP/ED/BGM)、キャラクターデザイン(着用しているスーツなどのコスチューム等も含む)、戦艦やロボットのデザイン、諸々の設定など…「既存感」がありすぎて、あまり目新しさが感じられない。
主人公エイジは純真無垢で、自信に溢れ、底抜けに明るく前向きで、とてつもなく強い…。「既存」の設定なら、こういうキャラが負けたり死んだりすることは、定石に外れる流れとなるのではないか。
従って、戦闘シーンにおいても、いくら他の戦闘員が死線を彷徨う状況にいても、「エイジがなんとかするんでしょ~」と思って見てしまうので、全くハラハラ感が沸かない。
私自身が最も残念に思ったのは、タイトルにもある通りなのだが、「なぜ我々は戦うのか?」「なぜ○○は△△したのか?」「○○とはそもそも何を意味するのか?」といった、物語の根幹をなす部分のほとんどが、{netabare}一部のキャラクター達のモノローグあるいは独り言によって徐々に解明されていったという点だ。{/netabare}
あと、これはごく単純な好みの話なのだけれども、宇宙は当たり前だけど暗い。登場人物たちは戦いのためとはいえ、戦艦という箱の中にほぼ缶詰め状態…何というか、閉塞感。
{netabare}(地上に降り立つシーンがほとんど無かったのですよねえ…){/netabare}
太陽と大地って本当、ありがたい存在なんだな、って思った。(え、それで締めるの!?