Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これが群像劇なのですね・・・ストーリーの奥深さと登場人物の恋心に感動させて貰いました^^;
この作品は、美術大学を舞台とした青春群像劇です。
今まで視聴した作品の中で、これほど強烈に群像劇であるという事を意識させられた作品は無かったかもしれません・・・私にとって、その位衝撃的な作品でした。
主要登場人物は、美術大学に通う5人で・・・彼らを囲む少し大人の人達が登場します。群像劇だから当たり前なのかもですが、それぞれが同じ時間を過ごしているのに、目指すものや一つの言動に対する反応がそれぞれ異なっているので、ストーリーの奥深さを感じる事ができました。
そして、この作品は登場人物の中の誰の目線で物語を堪能するかで、異なる印象を受ける作品だと思います。
竹本 裕太:何となく建築科に入学
花本 はぐみ:芸術に対する天性の才能の持ち主
山田 あゆみ:陶芸の才能があり、卒業後は学校で授業のアシスタント
真山 巧:大学卒業後、有名建築デザイン事務所に就職
森田 忍:多岐にわたる有り余る才能の持ち主
登場人物は個性も才能もバラバラ・・・美術大学が無かったら間違いなく接点が無さそうな人達なのですが・・・一同に介したそれぞれの生活が始まります。
私は、この作品を通して裕太君とあゆみちゃんの恋模様には何度もグッときました^^;
一目惚れを知って、自分の、そして他人の恋心に気付いて・・・
自分に足りないモノに惹かれているのは分かっているんだけど、好きな子なんだから応援・・・なんて自分を誤魔化せなくて・・・
もちろん、簡単になんか諦められない・・・私の想いはそんなんじゃないから・・・
でも、どうすれば振り向いて貰えるかが分からなくて・・・
不器用だけど、好きである事が自分の生活の一部になったような一途な恋心に感動させて貰いました^^;
きっと、何も言えずに過ぎていった過去の思い出と錯綜したからかもしれません^^;
それと、この物語では恋愛感情を持ちつつも、仲間と過ごす日常をとても大切にしているんですよね・・・余計に言いにくい状況に陥っている感はありましたが、私にとってはリアリティがあり好印象でした^^
この作品は、原作もかなり人気があるようですね(wikiより)^^
2003年:第27回講談社漫画賞少女部門受賞
2006〜2007年:宝島社の「このマンガがすごい!」オンナ編で2年連続1位
こうして、また良い作品に巡り合う事ができた事に感謝です^^
引き続き、2期を視聴したいと思います♪