ソルバルー さんの感想・評価
2.7
物語 : 3.0
作画 : 1.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態：観終わった
普通よりちょっと気に入らない。千葉のラブコメには興味あるのに好けず～
千葉の市立総武高校に通う『比企谷八幡』は神経過敏で昔から友達も思う様に作れず、更には中学時代に「良い雰囲気」を形成した女子にもフラれるというトラウマを抱えており、学校生活のほぼ全てを斜めから見ていた。そんな主人公を真人間へと導びこうと生活指導担当教師によって『ご奉仕部』への入部を命じられてしまう。
部活仲間であり、冷血辛口スーパードライながら優秀者である『雪ノ下雪乃』と共に様々な生徒達のお困り事に対応して行くのだが…
{netabare} どうしても『はがない』と比べてしまいます。はたまた『古典部シリーズ』的要素を織り交ぜつつ、その他諸々の学園部活系ラノベをないまぜにして100回叩いて延ばしたらこうなりそうな作品。とどのつまり、嫌な言い方をするとオリジナリティが欠落しており、パクリがバレない様、最近の流行りに乗じたズルい作品と感ずる。 {/netabare}
{netabare} 主人公や雪乃のセリフなどは楽しかったのですが、たとい毒舌であろうと、あんなにスラスラと的を得た事が言えるのなら絶対に嫌われ者になんかならないはずです。つまり嫌われる理由が何かオカシイ。いや、嫌われているわけではないのに本人達がそう思っているだけなのか？そこんトコ良く伝わりません。 {/netabare}
{netabare} 作中には色々なキャラが出てきますが、胸糞悪くなるキャラなどもいます。『ウザいキャラ』でマジウザいと個人的に感じたのは三浦さん、相模さん、春乃さん。このお三方は爆発しても飽き足らぬ。『ウザくない爽やかキャラ』なのにウザいという枠もあってこれはやはり葉山君でして、実にウザい。でもって『ウザいはずのキャラ』なのに好感度が高い材木座！ヤツとは良き友になれるだろう。視聴者の多くがきっとこう感じていると思いますし、ヒネた主人公の目線でありながらこう普通に理解できるのも変。練り込みが足りません。 {/netabare}
{netabare} ラブコメ的要員にはやはりヒロインの雪乃であり、もう一人、一緒に花火を見に行ったりなどした由比ヶ浜さんがいるが、この子の魅力が実に薄っぺらいのです。どこをどうしたら彼女とのシーンでニヤニヤできるのでしょう？彼女と主人公の間の空気感には微妙な機微がなく、迫られる主人公が嫌気さしている感じとか観ても萌えません。 {/netabare}
{netabare} 作画について、普段はよっぽど下手でないと減点なんてしないのですが、これはデッサンが酷すぎます。椅子や机等の工業製品が狂っているので下手さがバレバレであり、一点透視である廊下のシーンなどはパースが狂ってて、床のタイルが長方形だし、ファミレスのシーンに至ってはコップに挿してあるストローが淵の手前と後ろが逆に通っているなど最早騙し絵の世界です。こんな幼稚なミスを正せない様では門前払いです。気概なし、出直して参れ！ {/netabare}
千葉市のお話であり、地元な為に個人的にそそられるものはあったのですが、全然ダメダメ。受け入れられません。しかし世間的には良い評価なんですよね。なんでだ？？理解に苦しみ、全くもって違った意味で残念系。心が萎れた。
