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退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
イヒ 牛勿 言吾
■物語
見る前は延々と漫才を垂れ流す内容とばかり思っていたが、最後まで通して見てみるとそうでもなかった。パラダイムシフト…とまでは行かないが、私が抱いていたこの作品に対する負のイメージは、ほぼ払拭されたと言っていい。それほどこの作品はよく練られていると思うし、この先と前の話を期待してしまうような面白い内容だった。
だが、やはりこの作品は活字でこそ活きる作品だと思わざるを得ない。長門じゃないけども、音声のみでは齟齬が生じるというか、情報の伝達にズレやラグが発生してしまうからだ。私は視聴中に聞き取れなかったり、どの字を当てればいいのか分からないことがしばしばあった。それは私が浅学悲惨なせいということもあるだろうが、他の方も少なからずそう感じたのではないだろうか。私にしてみればそういうことはしょっちゅう、日常自販機なことであるので余計にそう思える。だからもう少し字幕が欲しかったかな。
もう一つ残念なことがある。それは各回ごとに話が折れてしまっていることだ。例えるならこんな感じだろうか。テレビで漫才を見ていて今、一番面白い所に差し掛かっている。すると片方がボケた。後はツッコミ待ち…というところでCMに入ってしまうのだ。この作品をみていて、そんなもどかしい思いをした。どうにかテンポよくやれなかったのだろうか。いや、そもそも30分弱の時間に収めるのは無理だったのかもしれない。
もう一個あった、もう一個だけ。最初の戦場ヶ原の理不尽すぎる暴力はどうにかならなかったのか。手っ取り早く暦の能力の説明にもなるし、インパクトとして効果的なのは分かる。本人の精神も異常をきたしていたのかもしれない。だがあのシーンはどうも苦手だし、虫唾が走るほどだ。ギャグ漫画じゃあないんだから、もう少しだけ穏便にやって欲しかったというのが本音だ。とは言え、人の好みは選別差別なのであまり大きい声では言えない。
以上のことから私はアニメとしては物足りなさを感じた。でもまぁ原作のPRとしては十分成功しているだろう。ピラミッドくらいのスケールのでかさと、こだわりを感じる。
■人物
1クールしかない上に物語の序盤ということもあって、イマイチ感情移入はできていない。しかし心象表現はよくできている気がする。私は口下手なのでぐだぐだな日常会話は苦手だが、この登場人物達の言い回しは嫌いではない。遠回しな表現もあったので理解できていない個所もある。そいういった、所々に散りばめられた言葉を拾い集めることができれば、次に見た時に感情移入出来る気がする。
好き…というより興味があるキャラは忍。今作では語られなかったのでよく分からないが、可愛いし、なにやら想いを秘めているようだ。ぜひ彼女の話をみてみたい。まよいもその次に好きだな。もしかしてロリコン!? とあるアニメのリューシさんというキャラを思い出した。(りゅうこやっちゅーに!
彼女もなかなか可愛いので興味があれば調べてくれたまへ。
■その他
・OPのこだわる方向を間違ってると思う私は多分少数派だろうな。デフォのOPにもっと力を入れて欲しかった…というかそれ一つだけでいいのに。
・12話のEDで流れ星が流れる演出は好き
・エロ要素はもう少し控えめの方が好み
まったく…あれだよな
そうね。あれだわ
あれだよね、実際
この作品…流行るといいよな。(流子やっちゅーに!
「「「「 お前だれだよ・・・ 」」」」