じぇりー さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 1.0
音楽 : 5.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
1期だけでよかったのに…
1期と2期の放送には5年のブランクがあるとはいえ、キャスト声優がほぼ総入れ替えになっており、連続して視聴した私には戸惑うばかりだった。中には容姿もかなり変わってしまったキャラクターもおり、1期との整合性が取れずに混乱してしまった。
1期は少女たちそれぞれの物語がオムニバス形式で描かれており、「少女たちにもそれぞれ汲むべきストーリーがある」と思わせるような内容であるのに対し、2期は少女たち(社会福祉公社)の敵でもあるテロリストたちにも、汲んでやるべきストーリー(バックグラウンド・過去の出来事)があると言いたげな内容で、テロリスト達のエピソードに全体を割きすぎな印象を受けた。
2期は総監督・脚本を原作者が手掛けている。おそらく生みの親としてのこだわりが出てしまったが故なのかなと推察する。(コミックとしては面白くとも、たった13話のアニメで描くなら、もう少しストーリーの主軸をはっきりすべきかな…と)
2期はオムニバスではなく、1つの事件と共にそれに関わる様々な人々のエピソードが並行して描かれている。
事件の展開の合間合間に、登場人物の個別のエピソードが挟まれているので、テンポがあまりよくないなぁと感じた。
また、一新されてしまった声優陣に関しても、特に少女たちの声が、個人的には好きになれなかった。
「まだ子供、かつほぼ無感情」というところを鑑みたとしても、あまりキャストたちがよい演技をしているとは言い難い。
担当官たちの声も、どうしても1期のイメージが残っていて、最後まで馴染めなかった。
やはりどんなに原作が高い評価を得ていようとも、アニメ化するにあたっては、プロのアニメスタッフの方がよい作品を作れるのかなぁ、と思えた作品であった。(もちろん、全ての作品がそうであるとは限らないだろうが)