Lovin さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要
TV放送を視聴。原作は未読。ボッチ喪女の話。
主人公はボッチで妙に高いプライドを持つ女子高生。JKというブランドを得たにも関わらず、モテるどころか友達もできない日々を過ごす。
本作品は1クール12話で構成されている。
■主な登場人物
主人公
妙にプライドが高いヲタクでボッチで喪女。
弟
目元は同じだが女性にも持てるリア充。
友人
流れで高校デビューした中学時代からの友人。
先輩
文化祭を境に主人公を気にかけてくれる。
■感想
視聴前の期待度は3段階で★★と普通。もう少し仲間として登場人物が居るものと思っていたが予想を上回るボッチ度で引いた。
この作品は、私にとって共感する部分があるわけではなく、不憫過ぎる主人公が切なくなって笑えない。日常シーンで乙女ゲームに興じているところ等、少しは笑える部分もある。
ボッチを描いた作品はいくつか見てきたが、本当に友達あるいは同族が居ないという点に於いては何れの作品とも違っている。
はがないや俺ガイルは、お互いに相容れないにせよ共感し合える知人が近くに居るが、この作品の主人公の周りにはまったく居ない。それが不憫でならない。
高校進学とともに学校が別になった唯一の友人は高校デビューを果たし(中学時代の写真から想像できるが)、仕方なく話し相手をさせられている弟はリア充(普通だと思うが)で、遂には部屋でしていた内職を母親に見られる始末で、まさに四面楚歌状態だ。
そういう状況の中終盤になって出てきた先輩は、暗闇を照らす一筋の光のように、穢れを知らない天使のようにいい人だった。しかしもし主人公と仲良くなるようなことがあると、主人公に新しい友人が出来る安心感よりも、先輩が毒されていく危機感のほうが策に経つのは何故だろうか。
私には笑うことが難しかったが、世間ではコメディとして受け入れられているようなので、笑えそうと感じる方にはお奨めしたい作品だ。
■蛇足:{netabare}
本作品は、絶望しかないと思われた展開に先輩と言う希望 最後まで見て本当によかったと思えた。
以前の蛇足:{netabare}普通は全話見終わってからレビューを書くようにしているし、切った訳でもないが、この先心休まるような展開も期待できないので、このタイミングでレビューを書いておく。{/netabare}
{/netabare}