花丸ぽっきー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
サイコサスペンス系アニメの傑作です。絶対に2期を先に観てはいけません
【まず、最初に一言:この作品は絶対に1期と2期(ひぐらしのなく頃に 解)を逆に観てはいけません。2期の「解」の意味は、1期の謎かけに対する解答という意味があります。】
「ひぐらしのなく頃に」サイコサスペンス系のアニメとしては一押しの作品です。殺人シーンでスプラッター要素が強いためにこの作品を忌避する人もいると思いますが、機会があればぜひ多くの方にご覧になって欲しいと思います。
人口2000人ばかりの鹿骨市雛見沢(ひなみざわ)地区(岐阜と県境を接する福井?の過疎地域)という架空の土地が舞台。第1期全26話は8つの「編」に分かれています。そしてそれぞれの「編」がパラレルワールドになっており、昭和58年(1983年)の6月、綿流しと呼ばれる祭りの晩に様々な殺人事件が起こるのですが、誰が加害者で誰が被害者なのかは、それぞれの世界で異なっています。
そんな多世界論的世界観の中で、雛見沢御三家のひとつ。古手神社の神職の娘、古手梨花だけは100回も時を渡り、同じ昭和58年6月の綿流しの夜を迎え、体を切り刻まれて殺される体験を重ねていた。
猜疑心や嫉妬、怒りなどの負の感情やストレスがが引き金となってオヤシロ様の祟りと呼ばれる殺人の狂気に憑りつかれる登場キャラや村人たち。現実に人が負の感情によって重大な過ちを犯すことはあることです。そんな時、その過ちを回避するための1つの方法・・ 、それは心を孤独にしないこと。そんなことをこの1期のラストを教えてくれます。
最初に書きましたが、この作品はサスペンスなので、あまりネタバレは書けません。繰り返しますが、2期(ひぐらしのなく頃に 解)をこの1期の次に観ることで謎かけ、そして種明かしを楽しむことができます。
ぜひお勧めします。