buon さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ふむ、House of the Deadの敵が見えない感じで、レンジャー系の話かぁ
これ2008年の作品!? メッチャ作画キレイ、音楽ええー☆☆☆☆☆
ちなみにハウス・オブ・ザ・デッドって昔のガンシューティングね。・・・もう、昔なのかぁ T_T
◆全12話
◆漫画原作?
※めっちゃネタバレ感想、まだ観てない人はせめて半分目を瞑って見た方がいいかも
観てない人が見てもいいけど、あんまり見ないようにね、マジで、ネタバレ感想見るならおもしろさ半減する覚悟で見てね
{netabare}
ネタバレタイトル
『先に酷評、ベルセルクがソフトで明るくなったような物語、軸が4巻から蝕までっぽい』
このタイトルにしようと思ったけど、分かる人にはネタバレが過ぎるし、せっかく1話が工夫されてたから無下にしたくなかった。
ベルセルクが大好きでなければこのトラップにかからないと思う。3話まで観て「ベルセルクっぽいなぁ」と比較してしまい、自ら作品の楽しさを削ってしまった。
が罠にはまってもおもしろかった♪
あらすじは省略。
この作品の特徴は、
◇2話でいきなりクライマックス、3話から10話ぐらいまで過去の話をして2話に追いつく
◇特殊能力は霊獣ぐらい、他はあんまりないかな
◇容赦ない、ちょっとグロい
2話で大体、人間関係が分かるから感のイイ人だとその後の話が予想できてしまう。ぶっちゃけ、勘ぐる人より素直な人の方が楽しめそう。
私は頭の中でベルセルクと照らし合わせていたので、ほとんど展開が読めてしまったのでそこで損したかな。
ちょっとグロいけど、絵的にちょっとあるだけだから、精神的ダメージはひぐらしの5%ぐらい?
流れで微妙な点を3つ挙げると、
●展開が読めてしまう(キャッチフレーズからも)
●ある意味、ご都合主義(特に悪い方への都合が)
●殺生石(「せっしょうせき」漢字はわからん)の効果があいまい
とまあ、盲目的に熱中しない限り、展開は読める。多分、そこは制作側も分かっていると思う。その上での演出だろうね。
殺生石って傷とか回復するんだけど、これ死ぬでしょ? と思う展開で生きていることがあった。
特に結末は、まともな作品なら・・・、ぬるい作品なら共倒れと読めてしまう。
良いところを3つ挙げると、
○演出がいい
○作画、音楽ともにトップクラス
○キャラデザ、霊獣のデザインがメッチャいい
物語は2話で結論を出しているようなものだから、あとは演出、どう魅せるか。
アニメとして基本となるような事柄がほぼ完ぺきに抑えられている。
単純な話、アニーとかサウンドオブミュージックとか内容わかってても、劇団や映画によっておもしろさが全然違うじゃん。
アニメならカノンとかクラナドとか? 同じ話でも全然違うみたいな。
グルメ番組でもあの人が言う「おいしい」とこの人が言う「おいしい」で、全然違うみたいな。
要するに、表現力が突出しているってこと。
ちょっと物語に触れるが、
観る前に「1話うんたら」って話は聞いてたけど、細かい内容を知らなくて本当よかった。
自分としては1話のようなレンジャー系でも楽しめたと思う。あの展開にはビビったけど。あれほど面白かったら1話じゃ切らないと思うけど、他の人たちは当時はどうだったんだろ。
回を進めるごとに「喰霊」はわからんでもないけど「零」って何?って思った。
11話ぐらいまで行って「これって序章か、序章の前の話かな」って思って、観終わった後ググって確認しちゃったよ。
神楽が好きだけど、最後の最後までじれったかったなぁw ちゃんと最後には理解しようとする姿勢に気付き、あーいう風になって惚れなおしたよ、悲しいながら。
それにしても、みなみけの「千秋」の声だったから心がホクホクしてたwww そういう物語じゃないのにw
物語の展開も中身もベルセルクとかぶる所があったから、評価を下げそうだったけw 最後まで観てものすごいおもしろかったよ☆☆☆☆☆
まあ、創作物で内容が似るなんて往々にしてあることだから、そこは生温かくね♪
狂戦士病にかからなければ、間違いなく楽しめる。名作の1つでしょう。
【追記】
最初は、狂戦士病補正を無理やり解いて評価しましたが、やっぱりベルセルクっぽいと思うのも評価なので修正しました。{/netabare}