Lovin さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
見た感じ
レンタルDVDで視聴。原作は未読。戦国時代で天下統一を目指す話。
まず舞台の設定を説明すると、性別に関係なく初めて生まれた子供に家督を継がせるルールの戦国時代で、女性が家長となる姫武将が存在する世界での話である。
この世界では有力な武将が軒並み女性で、作品タイトルとなっている「織田信奈」と名乗る武将も例に漏れず女性であるが、信奈は主人公ではない。
主人公は歴史ゲーム好きで、某かの理由でこの世界にタイムスリップした少年。そこで偶々身代わりのように倒れた「木下藤吉郎」の代わりとして「織田信奈」に仕えることになる。
この作品で印象的なことは幾つかあるが、子供(当然幼女)キャラと少し大人びた迫力満点の(これも女性)キャラが混在している。ネットで見る限りの情報では、子供キャラに人気が集中しているようである。
戦国時代や武将に詳しくは無いが、ある程度史実に近い話になっているように見えるのところに好感が持てる。しかしながら姫武将なだけにやはりハーレムであることも否定できない。
良い意味でも悪い意味でも恋姫無双に似ている部分があるが、この作品の戦はなかなか迫力があって面白い。だが梵天丸(伊達政宗)など生かしきれて居ないキャラが居たことが少し残念。
とは言うものの、書いておきたいことがそれなりに出てくる辺り、私にはそこそこ楽しめた作品だったと思うし、是非2期を期待したい。
蛇足:{netabare}
版権などの大人の事情が働いているのか「織田信奈」だけが改名されていて、猛将(らしい)の「柴田勝家」や知将(らしい)の「丹羽長秀」などの名前はそのまま使用されている。
戦に迫力があると書いたが、柴田勝家(大人キャラ)、前田犬千代(子供キャラ)、蜂須賀五右衛門(子供キャラ)の戦は強すぎるくらい強く豪快で、可愛いと言うよりは格好いいので特に面白い。
織田信奈の口癖である「デアルカ」はかなり気になる。発せられるタイミングは見ていればわかるが、高々4文字のためにスキップするのも馬鹿らしいので仕方なく聞く破目になる。
声優さんは一応声を武器にすることを生業としている人だが、それなりの教育を受けない限り「能」を唄う(?)事は無理だと思う。あのシーンは映像だけで何とかしてあげるべきだと思う。
{/netabare}