退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
コーヒー飲みたい
独特の自由自在なカメラワークに引き込まれました。
ドラマであるような、背景からグーッと回り込んで人物に迫ったり、逆に急速に引いて見せたり、手ブレっぽい演出だったり。コメディの時の激しい切り替わりでも、それがリズミカルに活きてました。
登場人物は皆割と「普通の人」。(ロボットも人間も区別なくね。)
多分共感しやすい、ソツのないクセのない会話でまとめられていました。
音もすごく臨場感があって、BGMの細かい入り方とか、背景から響いてくる音の景色の表現とかがきれいだった。
シリーズでいうと4話の部分の、違法廃棄ロボットの話が、オチはしんみり要素はあるんだけど、そこにいくまでのドタバタが絶妙で、おかしかった。
しんみりもだけど、この笑える部分の力を評価したい。
面長でリアルな顔立ちや、瞬きまで丁寧な動きが、笑いのつくりを精査なものにしていて、加えて例のカメラワークで抑揚が効いていて、上品なのにおかしい。
最終話でも、感情に訴えかける話の後でクスリとさせられた。
マサキの父、息子の部屋に立ってる姿だけでゾッとさせられるのが自然で怖かった。「父親」になりたくて、疎通しあいたい気持ちゆえの捻じれだとはわかるんですが。
コーヒーを飲みたくなりますね。サイドメニューはなにがあるんだろ。スパゲッティ(パスタ?)はあったようだ。
イブレンドばかりでなく、何か甘いものの乗っかった皿も見たかった気もする…。出てきたスウィーツ、角砂糖くらいだ。
11月公開の「サカサマのパテマ」も楽しみです。