とすかねり さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
笑ったり、泣いたり、あとは時々歌ったり?♪
PA信者につき、激甘注意(笑)
*ストーリー
キャッチコピーは「晴れたり泣いたり あとは時々 歌ってみたり」
高校生活最後の1年を思いっきり走り抜ける5人の物語。制作者ブログに依れば、『TARI TARI』とは、「いろんなことを経験つつ、前に進んでいく日々」の事らしいです。ほんとに、その通りの名作だったと思います。
{netabare}
和奏はもちろん、5人それぞれに夢や想いや将来があり、それを導く過去があり。
和奏の過去がそれなりに良くある話ながらもヘビーであり、13話1クールという枠数を考えれば、そこに全力投球でもいいくらいなのに、5人それぞれの想いを大切に、13話を余すところなく使いきるあたり、流石だと思います。
監督の橋本昌和さん曰く、「『TARI TARI』は和奏、来夏、紗羽、大智、ウィーン、5人全員が主人公です。」
このツイートの意味が、作品を見るとよく分かります。
泣けるシーンも多いですが、個人的に、
第一位「まひるが和奏に病気を伝えなかった理由が分かるシーン」
第二位「紗羽の騎手の夢に反対する正一がJKRに電話するシーン」
第三位「校長最後の輝き(笑)」
ですね♪
是非注目して欲しいのは、教頭と校長のバランスです。
序盤、「教頭=嫌な大人」で、校長は「生徒に理解ある大人」という構図だったと思います。こういった構図の場合、多くは変動することなく維持されるのですが、後半まで話が進むと、この構図が逆転していることが分かります。
こうした両者のバランスが均衡するような変化が、この作品の良さだったように思います。
この作品の良さは余すことなく伝えたいのですが、紙面の都合上この辺で・・・
{/netabare}
間違いなく☆5です。
*作画
PAオリジナルらしいいい作画だったと思います。
PA×地方というシナジーに惚れこんでいる人間の一人なのですが、やはり本作もそこが光る良作です。
所謂、PA三大青春作(2012年時)とされる、『true tears』と富山、『花咲くいろは』と石川ときて、今回は江の島(藤沢と鎌倉)。海を中心に綺麗な背景が手を抜くことなく描かれている点は、どうしようもなく素敵です。
アニメは作画が命ですが、やはり背景にこだわれる制作会社は今後大きく成長して欲しいと願ってやみません。
☆5安定
*声優
「声優の本気」の一言に尽きます。
主人公5人は流石としか言いようがありません。特にやはり、和奏役の高垣彩陽は言わずと知れた声楽専攻。本作で彼女を起用しなくていつするんだってレベルでしたね。
☆5じゃたりない(笑)
*音楽
まぁ、ね。
音楽アニメで、合唱がテーマで、挿入歌も沢山あって、メッセージ性のある歌詞ばっかで、☆5つけなくてどうすんの?って感じですわ(笑)
ここで各曲について書く余裕がありません!
アニメ見て、CD買って、それですべてわかると思います。
個人的に、
第一位「潮風のハーモニー」特に最終話!
第二位「Dreamer」
第三位「radiant melody」
かなぁ~
王道すぎますかね?
☆5は定められた運命です(笑)
*キャラ
ホントに、全員がまぶしいです。
正直、生きるのが辛いってこういう時に使うんだ…ってくらい、5人が青春してて生きるのが辛い!!!(笑)
学生の頃、彼ら位、将来や自分と向き合って、本気で生きてみたかったと、強く思ってしまいます。
☆5で。
*総括
もうね。これを越えるアニメは無いんじゃないかと思ってます。
それ位素敵。
それ位心が熱くなる。
PAを含め、これを越えるアニメが僕の生きている時間の中で生まれることを心から楽しみにして、それまでは本作をヘビロテします。(笑)
「輝く笑顔で過ごした日々」を思い浮かべながら♪