花丸ぽっきー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悪党の見本市で超絶ガンアクション
日本の国立大学を卒業して一流重工メーカーに就職した主人公ロックは、出張先の東南アジアで本社が差し向けた傭兵部隊に命を狙われる。こんなショッキングな出だしから物語はスタート。
知的な大男の黒人でラグーン商会オーナーのダッチ、。天才ハッカーでユダヤ人のベニ―。2丁拳銃ので中国系アメリカ人の凄腕女ガンマンレヴィ。怪しげなものを魚雷艇で海上輸送するラグーン商会の一員となったロックは、サラリーマン時代同様にネクタイ姿で仕事に精を出すようになるのだが・・
ロシアン・マフィア、チャイニーズ・マフィア、海賊、諜報機関、殺し屋、マフィア、ゲリラ・・人間の命をなんとも思わない悪党の見本市タイ領の架空の島ロアナプラを舞台にくりひろげられる凄惨な暴力シーンの演出の数々は、観ている人間の感覚を楽しいと感じる方向に麻痺させるような強い力をもっています。この作品を途中で切らずに最終話まで観れた人は、悪党キャラのうちの誰かがお気に入りになっているでしょう。(もっとも悪党以外のキャラはいないのですが・・)
時として色々と現実的にはあり得ない演出はあるものの、ガン・アクション作品としては日本アニメ史上屈指の作品であることはまいちがいないと思います。