buon さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
最良なる独り ★追記、末尾に読書感想文
ごめんなさい、題名で避けていたオレがアホでした。本当におもしろかったです☆☆☆☆☆
観てて心にザクザク刺さる、痛いけど痛いけど、温かみのある作品。
題名(というか作品名)は作者さんや編集者さんが付けた名前だし、これでいいと思う。
暗に「俺がいる」だし。カタカナだと「ソニックムーブ」っぽいし。「俺はいる」でもいいかも。
色々(挙げるに堪えられない新しい題名w)考えたけど、題名と本編でのギャップっていうのも、そのまま登場人物の様だし。
と、題名トークはここまで。他の人もいろいろ言ってるし。
エンジェル伝説(漫画)の北野君が自分のツラを極悪人だと自覚しているのが、この作品の主人公(男)だと思う。ものすごい大雑把に言うと。
◆ラノベ原作らしい
◆13話、売り上げからして2期はあるでしょ、マジお願いします
※ネタバレ感想
{netabare}
色々あって独りぼっちでいることが一番イイ選択だと判断している賢く卑屈な男ハチマン、最善を尽くした結果だれも寄り付かなくなってしまった女ユキノ、集団の中で生きている独りぼっちな精神状態の女ユイ、という高校2年生3人の主人公の話。
その3人が『奉仕部』で人をサポートしてちょっとした悩みや問題を解決する。その過程で精神的に日進月歩のような成長、というか七転八倒というか、前進後退する。
この作品の良いところは、
○主人公(ハチマン、多分ユキノも)はモテてはいない、むしろ大抵の人から嫌われている
○心理描写は丁寧でリアルで、何かしら共感するものがある
○行動の対価は支払われる
とぶっちゃけラノベのラブコメっぽくない。というか、この作品内では「ラブ」は少ししか進展しておらず、コメディ的な要素も軸ではない。
多分、ある種の成長物語と、その先にある恋愛が作品の根幹を成していると思われる。
この作品の悪いところ、というか勘違いされがちな点は、
●イチャラブ・ハーレムは皆無、エロ・萌え的な要素はほとんどない(萌えやツンデレは少なくはないかな)
●主人公がモテそうにない行動ばかり取る
●恋愛どころか人間関係ですら上手く行かない
と、笑いの要素がなければかなり過酷な話。救いがないわけではないが、まだ救われてはいないし、そんなことを望んではいない。
気軽にマッサージを受けに行ったつもりでいると、焼けた灰の上を歩かされるような思いをするかも。人によっては。
今更ながらこの作品の特徴は、
◇ハチマン視点の一人語り、対ユキノの会話が多い、あとは対誰かと回想かな
◇ハチマンは「今日からオレは」(漫画)っぽい顔で、他の男キャラは色々、女には不細工はいない、外見は顔以外リアル系。スラッと8頭身ぐらいかな。
◇『間』が多いので展開は早くはない、けど遅くもない
◇設定は割と強引
などなど。会話劇的だが、化物語のようなマシンガンはない。
作品を彩るラノベっぽい要素(中2病、男の娘、腐、ついでに妹など)もおもしろい。
設定の強引さは、入り口(1話、それぞれの回の始まり、事件のきっかけなど)は気にしないのがオススメ。部やキャラの設定とかも同様。
話がリアルっぽいから気になるかも知れんが、気にしなさんな。
主人公たちのちょっとしたところも秀逸。
ある問題の解決に向けて、ユキノが猫作戦を思いつくのだがぶっちゃけアレ、作戦がうまく行っても解決につながらないのは明白。
などなどwww
主人公たちは基本的に何一つ悪いことをしていない。してきていない。なのに、ぼっちにせざるを得なくなっている。
悩みや問題を解決するが、それが最善の手段でないことも多々。
傍から見ると、嫌なヤツ、最低でクズだと罵られても仕方ないようなことをする。
しかし、そう言われる主人公の周りに必ず、もっとハラワタが煮えくり返りそうな怒り、マグマのような憎悪を向けるべく相手がいる。それを向ける相手がいるとき、その相手は一人ではなく大抵複数いる。
単純な恋愛青春物語ではなく、学校やちょっとした人間関係など小さな枠で起こる社会問題に真正面からぶつかっている作品だと思う。
社会問題というか、些細で巨大な問題っていうのかな。
そんな問題にあぐらをかいたり(←ほぼ誤用)、粉砕したり、共存しようとする人たちも恋愛するって話になるんだと思う。
オレは主人公、特にハチマンが最高にイカしたヤツだと心の底から思っているから、幸せになって欲しい。ここ数年みた作品で1番好きな主人公だ。
ラノベじゃないと書けないような、実にイイ変化球で甘酸っぱい作品なんだろうな。
文庫本、揃えようかな。
おもしろい、とにかく続きが見たい。
男と女がちちくり合う作品に辟易している人には、最高の作品だろう。
{/netabare}
作品を見た人ようのネタバレ→{netabare}
1話見て、5話までユイの行動の意味を理解できていなかったw
6話の最後でのユキノの言っていることが意味することも大分後になるまで気付かなかったww
トツカのポジションはうまいなぁと思った。女だとどうあってもハチマンとああいう関係にならないし。
ニュートン先生・・・wwwww{/netabare}
2013.08.18 13:47
★追記、原作8巻までの読書感想文→{netabare}
アニメ、かなり削られてるところはあるけど、かなり上手く再現されてるなぁ♪
7.5巻を含め9冊読みましたが、原作、おもしろい。
なんかこう「メッチャ、おもしろい☆☆☆☆☆」とは違っておもしろい。
きっと2期はあるが、アニメで原作6巻までやってしまったので、
2015年か、せめて14年の秋以降になると思われます。
それでもあまりネタバレしないように感想を軽く語っていきます。
私の冬休みの宿題、読書感想文シリーズ第4弾。
狼の香辛料のひどい読書感想に始まり、フルメタ、はたらく魔王さまと続きましたが、
暇で暇でどうしようもない方だけでいいので、良かったらお付き合いください。
{netabare}
うわぁ~~~~~、9巻どうなっちゃうの~~~~~?????
原作は7、8とかなり際どいです。
アニメは原作の大筋だけ放送した感じでした。
ということは、放送されていない小ネタも大ネタも色々あります。
話が少し逸れますが、実は原作2巻、アニメの相談者、葉山回に当たるのですがそこら辺から、
葉山や腐女子の海老名だけでなく、「あーし」の三浦や戸辺も嫌いじゃなくなってました。
むしろ、葉山、海老名、三浦は好きになってましたね。大和と大岡はよく分からんw
私がキャラを好きになれるような、そんな感情の機微やちょっとした行動がアニメだと省略されてます。
そんなネタの除外で一番の被害を受けているのが川崎。
あいつ、かわええよw
比企谷、雪ノ下、由比ヶ浜に届かないにしても、
三浦、海老名、小町、川崎は上位です。葉山もオレの中の好感度は高いです。
戸塚は、色々と表現すると自分も危うくなるので控えますw
平塚先生も、言葉にすると色々と危ういので控えますww
そしてみんなが忌み嫌っている相模も嫌いじゃないです。
これはアニメ視聴したときからそうです。
なんとなく比企谷が行き付きそうな先を勝手に想像してしまったので、
渡先生にはぜひ予想を裏切って欲しいです。
8巻まで観ると、9巻か10巻で雪ノ下にスポットあたるかなって思います。
原作がどこまで続くか分かりませんが、
もし2期が1クールなら9巻、10巻辺りで終わるのかなって予想します。
ただ、8巻以降は千葉村や学祭編よりも軽い話は来ないと思われるので、
2015年まで待って、一つの話に3,4話割いて2クールで丁寧にアニメ化して欲しいものです。
そうするとダルくなったりするから、アニメは難しいよねww
10巻までをアニメ化して、一冊3話で放送するのが無難かなぁ。
まだ見ぬ9巻、そして10巻を楽しみに独り虚しく生き永らえようと思います♪
アニメ化した巻までで原作の見所は、
川崎、あと色んなキャラクターの良い所、悪い所を細かく見れるところです。
そして短い話もちょいちょいあります。
そんな俺ガイルファンの方にオススメです♪
きっと6巻までで海老名と川崎の好感度が少なからず上がることになることでしょう~