おっさんばんび さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
SF苦手な私でも楽しめました!秀逸な伏線回収!
舞台は、夏の東京(秋葉原)。
大学生でありながらも厨二病を患っている主人公・岡部は、友人・ダル、幼馴染・まゆりと共に「未来ガジェット研究所」なるサークルをつくり、よくわからない発明品をつくり、日々をすごしていた。
そんなある日、タイムマシンが出来てしまった。
このことにより、岡部たちの人生は一転してしまう。
愛する人を守るために、岡部は過去を塗り替えてしまおうとするのだった・・・。
私はSFが苦手である。
けれども、あにこれのランキングではかなり上位に入っていて、友人からも勧められたので如何ほどのものかと気になって観る事にした。
序盤は、本当につまらなかった。
主人公は厨二病だし、話の内容もつかめない。画に色味も少ない。
切ろうかと思った。
でも、高評価なのには理由があると信じて観続けることにした。
中盤からは、展開もして面白くなってきた。
主人公の厨二病にも慣れ、むしろ愛着を感じていた。
話の内容はやはりまだ難しいところはあった。
終盤は、気がつけば涙が流れていた。
序盤中盤の伏線の回収も素晴らしくて、圧巻のラストだった。
途中世界線や過去未来が混同して困惑していたが、そのまま観進めても理解できたし大丈夫だった。
伏線はあちこちにあって、「これ伏線かも」と思ってても「多すぎて回収仕切れなさそう」となめてかかったら大間違い。
回収力がはんぱではない。
一瞬の瞬きも許されない伏線の張り方が秀逸だった。
OPの歌詞の意味も理解できてくると、神OPであることに気づかされた。
「時間」「SF」「恋愛」「仲間」
きっと何周しても違った視点で楽しめたり、伏線に気づいたり、おもしろいのではないかなと思う。