北山アキ さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
半ば身勝手な期待を抱いた結果
原作未読。
ゲームはあまりしたことないゲーム音痴。
ゲーム空間の生き死にが現実に反映される
という設定から想像するのと違い、
仮想空間と現実の境界をテーマにしているわけではなく、
がっかりした。
ゲーム空間の提供者と、その空間で遊ぶプレーヤーの目的は全く別だと言う程度の陳腐なテーマだった。
(期待するポイントが的外れと言われれば、その通り。
実写映画で言えばキアロスタミの『オリーブの林をぬけて』とか、
バラエティで言えば「めちゃイケ」の加藤氏の結婚話とかのドキュメントとか、
虚構性を暴露しつつ、虚構の上に成り立つ世界を神懸った手際で切り取ってたわけだが、
そんな感じに近いのが観られるかと…)
脳が繋がった世界がひとつの側に固定されれば、繋がれた側を前提として認知を形成されるから、ただのファンタジーものになってしまうということだ。
主人公が強すぎで、ハーレムまで形成する、
ことをにべもなく否定するつもりはない。
面白い限りは。
例は浮かばないけど。
僕がつまらないと感じたのは、
暗い主人公はじめ共感できるキャラがいなかったことや
印象に残る台詞が皆無だったから。