Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「目には目を、歯には歯を、悪には悪を。」
この作品の主人公は、輝望高校1年B組に転校してきた大神 零(おおがみ れい)。学校での普段の生活は物静かなのですが、彼は悪事を働いた人を抹殺する「コードブレーカー」という裏の顔を持っていました。
コードブレーカーの仕事は秘密裏に行われるものなのですが、ある夜の公園で同じ学校に通うヒロインの桜小路 桜(さくらこうじ さくら)に抹殺の現場を目撃されてしまいます。このヒロインは兎に角気持ちの真っ直ぐな少女で、零から真相を聞き出し彼に仕事をやめさせようと付き纏い始めて・・・物語が動いていきます。
このコードブレーカーはそれぞれ「異能」と呼ばれる能力を持っており、この異能を駆使する事によって悪人そして時には人ならざる者を手に掛けていくのですが、少年漫画らしい勧善懲悪的なストーリーが一貫しているので、展開は頭に入りやすいと思いました。
視聴してこの作品を改めて振り返ってみると、1期13話をかけた序章だったように思います。
どのようなコードブレーカーがいるのか、生い立ち、役割、そして力の在り方に関して丁寧に描かれているので、導入が分かりやすい作品だと思いました。そして、決して誰でも好きでなる事のできないコードブレーカーが胸に抱える苦悩など、登場人物の心理描写を含め、13話の中でしっかり表現されていたと思います。
そしてこの作品は、次期を示唆するような感じを醸し出しながらエンディングを迎えました。原作は、週間少年マガジンで2013年7月現在、連載継続中のようです(wikiより)。
きっと2期の構想はあるのかもしれませんが、どうなのでしょうか・・・^^;