シス子 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
好きな男の子に夏休みの思い出の全てを捧げた女の子の物語
こういうのを真のプラトニック・ラブというのでしょうか
最後は涙が止まりませんでした
主人公の女の子「ほたる」ちゃんと
人間に触れると消えてしまう男の子「ぎん」くんの恋のお話
ぎんくんとはじめて出会った小さい頃
ぎんくんに会うのが待ち遠しい夏休み
ぎんくんといっしょにいる時間は
ほたるちゃんの楽しい思い出として
積み重なっていきいます
触れたくても触れられない
触れてしまえば消えてしまう
そんな相手への
最高の思いやり
でも裏をかえせば
それは
運命みたいなもの
ほたるちゃんにとって
ぎんくんを思いやる気持ちは
自分に与えられた運命
成長するほたるちゃんとそのままのぎんくん
二人にとっての幸せな日々は
見えないところで
避けられない運命の時を刻んでいきます
出会いを重ねれば重ねるほど
二人の想いは熱くなり
同時に
運命が二人の想いを切なくしていきます
{netabare}触れ合うことの出来ない二人にとって
隔てる距離が一番縮まったのは
お面越しのキス{/netabare}
ぎんくんとの突然のお別れ
ほたるちゃんの表情には積み上げてきた想いが凝縮されてました
やっとお互いに触れ合える喜びの笑顔
でもぎんくんにもう会えなくなる悲しみの涙
そして
妖怪達に見せた安堵の表情
なんだか背負っていた重いなにかから解放されたように・・・
積み重ねた"想い"は"重い"・・・ (なにかの小説で見たようなフレーズ^^)
プラトニックな恋愛はとても重いんですね^^