「空の境界 第二章 殺人考察(前)(アニメ映画)」

総合得点
72.1
感想・評価
723
棚に入れた
4117
ランキング
1206
★★★★☆ 4.0 (723)
物語
3.8
作画
4.3
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.0

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エウネル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全てに繋がる章。物語の始まり。

空の境界第2章は時間軸順だとこの物語の一番最初の話です。この章は1章で両義式の一人称が俺の理由、2年前の事故、両義式と黒桐幹也の出会いなどがわかります。
この話は初見では理解しにくいので、ネタバレにならない程度の話の設定と流れを書きます。まず、両義式は二重人格を持っています。女の人格を「式」、男の人格を「織」といいます。「織」のほうは厳密に言うと、破壊衝動の人格です。そしてその破壊衝動は殺人衝動でもあります。式は高校の入学式で黒桐幹也に出会います。式は二重人格があるので、人との接触を避け、心を閉ざしていましたが、幹也には心を開き始めます。ある日、幹也はもう一つの人格である織に出会います。織と幹也のデートシーンは結構好きです。織は幹也を気に入っているようですが、式は幹也の優しさと衝突し、さらに自分は殺人者だと言います。そんな中、街では連続猟奇殺人事件が起こります。幹也は自分が殺人者だと言った式が気になり戸惑います。そうしてすれ違ってしまう二人の話です。
僕の感想としては、相変わらず作画が綺麗だと思いました。猟奇殺人された死体なんか綺麗な絵で凄まじいグロさなので、恐ろしいことになってました。水が跳ねるシーンなんかも一つ一つ丁寧で、ラストの躍動感もあの作画の綺麗さから来るのだと思います。作画で空の境界に勝てるアニメを僕は知らないです。
話の内容もとても面白かったです。お人好しの幹也と心を開き始めた織、それを拒む式のすれ違う三つの感情、また三つの感情が二人の中で起こるという不思議な感覚は引き込まれるものがありました。
空の境界シリーズは絶対に見たほうがいいですよ。
時間軸では2章が一番最初なので、2章から見るのもいいですが、僕的にはやはり1章から見て欲しいです。

投稿 : 2013/11/25
閲覧 : 364
サンキュー:

24

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