Ssoul30 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品を知らない人がもしこの作品を新放送などと嘘をついて流しましたら、気がつかないほどハイクオリティーでした。
あらすじ
人型の情報端末通常パソコンが普及した東京にある大学受験に失敗した北海道の田舎から来た浪人生の本須和 秀樹は予備校に通う日々を送っていました。彼は折角東京に来たので、人型のパソコンを買いたかったのですが、人型のパソコンは高額なためあきらめていました。
しかし、ある日秀樹がコンビニの帰りにある女性型のパソコンが捨てられていたので、思うがままパソコンを彼が住んでいるガブ・城ヶ崎と言うアパートまでつれていきました。
この作品は秀樹と拾ったパソコン「ちぃ」とのやさしい日常を描いた物語です。
私の感想。
この作品を見ていると心からやさしくなれる気がします。この作品に出てくるキャラクターはやわしさに包まれているような感覚にしてくれました。特に主人公の秀樹は彼が信用する人&パソコン、彼が信頼する人&パソコンには花びらのように優しく接してくれる所が最高でした。
しかし、この作品の世界観はかなりおもしろかったです。もしかしたら、現代世界に新しくできる問題かもしれないので、もし人型のパソコンができましたら、国民全員この作品を参考にしてパソコンとの優しい接し方を覚えましょう。
この作品のストーリーははじめはパソコンと人間の関係を描いた優しい日常でしたが、ストーリーが進むうちに緊張感溢れる展開になり、最終的には・・ ああ~ 思い出しただけで涙が・・
かなり感動します。
Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」
この作品のキャラクターデザインはかなり可愛いですが、少々目のデザインが古さを感じられました。ですので、目のデザインの事は温かく見守ってください。
オープニング
「Let Me Be With You」
少々オープニングは古い感じになっていますが、かなり可愛いです。この作品は古さを逆に利用して、今ではできないような大胆なオープニングになっています。
現代(13年)では無理やりストーリーに関係するキャラクターをほぼすべて説明するようなオープニングが多いですが、このオープニングはそんな説明はまったくしないでたった二人の関係の事を協調しています。今ではあまり考えられない方法です。
しかし、逆にそれが発想の逆転だと思います。
現代ではたまにごり押しのようにキャラクターを説明したり、一瞬でも良いからモブキャラを出したりとかなり忙しいですが、このオープニングは本当にゆったりとそして、まったくネタバレの無いやさしいオープニングでした。
エンディング
「Raison d'être」
少々物足りない所感じがしましたが、少々古いので多分当時は最高だったのでしょう。実際私的にはこのエンディングで良かったと思います。
「ニンギョヒメ」
このエンディングは少々前エンディングと似ていますが違うます。
「かたことの恋」
このエンディングは本須和 秀樹訳の杉田智和さんとちぃ訳の田中理恵が歌う最終回にふさわしいエンディングです。
杉田智和さんと言えば、
「杉田きちんと歌いなさい」
や
「SUGITALOID」
などといわれていますが、この曲ではかありハイクオリティーで歌っていました。かなり感激です。