退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
しかくいしろいものをくれ
ほんわかぁ〜不思議です。
シニカルで毎回クスッと笑えるのですが、嫌味がないのが不思議。
啓蒙っぽいニュアンスになっちゃうと説教じみてしまうからなのか?
理解され難い所までは行きたくないのか?
そうはならない範囲の無邪気なラインをふわふわとひた走っていますね。
なので、嫌な気持ちにはならない代わりに、毒にも薬にもならないとも言えるかも…。
呑気なキャラクターに風刺をこめつつ…ちょっとしたこだわりが雪だるま式に大事になってしまい、毎回主人公たちは何か得たような失ったような、プラマイゼロに帰って終るのであった。
これはあれだ!
このラインの元祖に、世界的ヒット作「楽しいムーミン一家」の原作版がある!かもしれない。
最終話はちょっと思い詰めた感じで、角の取れたわたしちゃんにもそんな過去が…妖精さんの存在が際立ってましたね。
声優さんがみんな上手いので、掛け合いに余裕があって楽しい。
すらっと手足の長いキャラデザ、ファンシーな明るい色合いも可愛い。
なんだろう…80年代のポップさを感じます。妖精さん、レタリングみたいな丸文字を書いてそう。
エンディングも、ふわふわしたチャーミングな不思議な歌声…矢野顕子?と思いきや、伊藤真澄さんは別名義でたくさんのアニメ作品のサウンドトラックを作曲されてる方なのですね。
「ノエイン」の重厚なクラシックOSTもこの方のでした。