ぽぽたん さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
主人公に勝る名脇役の存在で成り立っている
異空間のバトルで、お金を稼ぎ、未来とか何かを守るとか
そんな主人公達が巻き起こすストーリー。
「東のエデン」までとは言わないが、ざっとそんな感じもする。
プレイヤーの未来を担保に得たお金で、バトルをする訳であるが、負けると、異空間から現実に戻り、その現実が変わってしまう。未来が奪われるわけだ。
それが、人の存在そのものが消えたり、記憶が無くなったり
或いは国までも消えてしまう。
この設定が余りに強引すぎる。
SFだとしても強引過ぎてむちゃくちゃだ。
バトルにしても、変な英語?らしき言葉が飛び交い攻撃をする。意味不明だ。勝ち負けのルールすらわからん。
お金(未来)を賭けている割には緊張感もない。
そして、いきなりの世界恐慌が来たり・・・。
この強引な設定と意味不明なバトルが気に障る。
人にとって、お金はあれば越したことはない。
もっと「カイジ」みたいな貪欲な感情が欲しいところ。
でも内容は面白い。
面白い理由は、主人公に勝る名脇役「三國」の存在だ。
彼の名言と正義感。そして彼自身の悲しい背景がとても
本作の味を一層良いものにしている。
三國の御高説も的を得て刺激的。
彼の存在が本作の全てと言ってもいい。
「今を守るのか?」「未来を守るのか?」の
卵が先か?鶏が先か?になってくる話だ。
結果的には主人公は未来を守った訳であるが
完全なハッピーエンドでは無かったようだ。
未来と今のどちらかを選んでも
ハッピーエンドにはならない設定だったのだろう。
個人的には三國の意見である「今を守る」の方が良いと思った。
皆さんは、どちらを選択する?