Lovin さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
レンタルDVDで視聴。原作は未読。お嬢様や婦女子たちが学校を引っ掻き回す話。
主人公は姓名から切り取った「チキン」のあだ名で呼ばれている。母親と妹が格闘家で、幼いころに受けたトラウマから女性に触れると鼻血を出すアレルギーを持っている。偶然ある執事の秘密を知ってしまうが、秘密がばれない様に尽力する。
ヒロインは学園長令嬢で、上記の「ある執事」は彼女の執事だ。彼女は当然執事の秘密と知られてしまったことを知っているが、騒動を面白がる傾向があり、その事実を利用して主人公と執事を弄る。ただ秘密を守ろうとする主人公の姿に惹かれているような描写もあり、意外に乙女チックな部分も持っている。
執事はお嬢様の家に住み込んでおり、毎日登下校の送迎に付き合っている。主人公にある秘密を知られ一時は葬ろうとするが、主人公との友情に目覚め以降仲良く行動するが、誤解を含めお嬢様の危機と判断すると容赦なく武力を行使して守ろうとする。お嬢様の戯れおせいもあって執事を中心に事件が起こる展開となる。
それ以外の登場人物は、もう一人のヒロインと呼べるツーサイドテールのボッチ、まだ熊には勝てないがそこそこ強い妹、めがねに固執する手芸部員などが登場するが、お嬢様のおかげで主人公は退屈しない学園生活を送ることになる。
執事は学園では人気があり、王子とあがめるファンクラブのようなものが存在するが、主人公と仲良くなることで二人を見守る会も生まれ、両組織が対立することになる。お嬢様はその対立も利用して主人公を混沌の中へと導いていく。
男キャラはほぼ主人公しか登場しないハーレム展開だが、手芸部が武闘派だったり、ファンクラブが執事の覚えていない執事の事を知っていたりと意外に面白い要素があって次が気になる展開だった。だが女性キャラが基本ツンデレというよりはサディストと言う印象であまりよくはなかった。
あと執事の声優さんが、それまでの印象とは違う役だったので新鮮に感じた。