Lovin さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
TV放送で視聴。原作は未読。異世界で暴れまわる話。ゲームで敵グループの旗印を奪い合う。
主人公は誰なのかわからないが、主要な登場人物にゲームの見届け人の黒ウサギと名乗るキャラが一人いる。黒ウサギと言いつつ黒くはなく、普段は青っぽく、本気を出すとピンクっぽくなる。
主要な登場人物の一人に、異世界から来た(連れてこられた)凄い能力を持った少年が一人いる。利き腕と言うものがないのか登場時は左右で小石を投げ、着弾時に爆発にも似た衝撃を放つ程の豪腕を見せた。
主要な登場人物の女性二人のうちの一人は令嬢で、言葉によって人を従わせる、言霊のような能力を持っている。異世界につれてこられる前は、お嬢様特有の上から目線の高圧的な態度で他人の体を支配できる。
主要な登場人物の女性のもう一人は、動物と会話できる能力を持っている。異世界から一緒に来た猫は「初めての人間の友達ができた」という旨の発言をしており、周囲に人間が居る環境には居なかったようだ。
それ以外には、かつて旗印を奪われたコミュニティのリーダー、純血の吸血鬼、地域のマスターというキャラが登場するが、リーダーを除いて皆戦闘力軒並みは高い。
序盤は兎に角主人公無双で、男キャラは水神を倒し、令嬢は喧嘩を売ってきた敵を自白させ、ボッチは暴れた敵をねじ伏せた。その後能力を試される機会があり、ボッチは何かしらの獣を手なずけた上に、男キャラに至っては判定出来ない程の能力を持っていることが判明した程だ。
終盤になるにつれて徐々に苦戦するようになってきたが、この話も「最終巻は付録で」のパターンなのか10話しかなく、終わり方として悪くないと思ったものの男坂感は否めないと思った。やはりストーリーを追っていくには1クールだけでは短すぎるし、「続きは原作で」というのは有り得ないと思う。