退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
イサコかっこいい。
偶然見た第四話「大黒市黒客クラブ」の血湧き肉躍る作画に衝撃を受けて、一話から一気に観ました。
電脳都市に生きる生身の子供達の抗争的日常と友情、そして行動を支える記憶の根幹をめぐる物語。
子供達の動きがとても賑やかです。クールビューティー・イサコがかっこいいのなんの。
台詞まわしは、子供にしては大人びすぎてるかなー?と思いますが。あと、実際子供向けかと問われると、中高生以上向け、玄人向けな気がします。
肝はメガ婆ですね。
{netabare}
いい歳こいて子供に電脳おもちゃや備品を売りつける、駄菓子屋ならぬ「めがしや」を経営し、あまつさえ子供の弱みを握り秘密組織を牛耳る?!スーパー婆さん。
時にそのスーパー過ぎる身軽な物言いに、「だまってろ、ババア!」と親愛の情をこめつつフミエと共に視聴者もツッコミたくなる。
しかし…このメガ婆無き物語を想像するだに、そんな味気ないものあり得ない‼もはや、影の主役か…?!という疑惑すら感じます。
{/netabare}
第十二回のヒゲの話は爆笑でした。
インタビューで監督が「シリアスが専門で、ギャグは苦手なので頑張った回」と言っていましたが、いやいや、面白かった。
全体の色味が落ち着いたグレートーンでまとめられているのが渋いです。子供達のそばにいつもある迷路の存在を感じさせますね。
テーマソングが、内容をよく踏まえた歌詞でとても優しい歌声なのも良かった。
これが明るい色味やアゲアゲなナンバーだったら、全然印象違ってたでしょうね。放映当時は、この地味さゆえ引っかからなかったのが惜しまれるのですが、観てみるとすごく、総合的な演出にポリシーがあってかっこいい。
そして、このテーマソングのおかげで偶然引っかかりました。池田綾子さんなんです。こころ旅の歌について検索してたもので。(*^^*)