1061000you さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見る順番で失敗しないために
私は〈攻殻機動隊シリーズ〉を見る順番を間違えたために、初見では あまり楽しめませんでした。orz
私の二の舞になる人が減るように〈攻殻機動隊シリーズ〉を見始める前の超基本的な予備知識をまとめました。
原作は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』(1991年発売)
①GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(アニメ映画)
②攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(テレビアニメ)
③イノセンス -INNOCENCE(アニメ映画)
④攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG(テレビアニメ)
⑤攻殻機動隊S.A.C. Solid State Society(OVA)
⑥GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0(アニメ映画)
⑦攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(アニメ映画)
※①-⑦は製作年の順番
①③⑥は 押井守 監督作品。
原作を基に制作されており、③は原作を下地にしたオリジナル展開をしている。
①⇒③でストーリーがつながっている。⑥は③のリメイク版。
②④⑤⑦は 神山健治 監督作品。
キャラクターの外見や基本設定は①と原作を取り混ぜ、物語の舞台設定は①や原作とは違うパラレルワールドとなっている。
各シリーズ毎に主題が有りながら、それのみで展開される訳ではなく 各キャラクターの過去や性格に触れられた1話完結の事件が織り交ぜられている。
②⇒④⇒⑤でストーリーがつながっている。⑦は⑤のリメイク版。
これらをふまえて、見る順番を決める時は
“監督別”かつ“製作順”(①⇒③と②⇒④⇒⑤)に見ることが シリーズを楽しむための最低限の条件だと思います。
さらに、どちらの監督作品を先に見るかは 理解力や好みによると思います。
個人的には、押井監督の作品は神山監督のものより小難しいので 前半で挫折する可能性がある分、神山監督作品を先に見る方が無難かと思います。
神山監督の作品は①を取り入れた部分があるとは前述しましたが、見ていなくてもそれ程問題は無いかと思います。
(もし、神山監督作品を先に見て 解りづらい部分や知らない言葉・設定があったとしても、多分 それは①でも説明されていません)
ちなみに、私は全く予備知識が無かったので⑤→③→②→④→①の順で見ました。
偶然とは言え、超楽しめない順番で見てしまったと思います。