E4GLS さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
カーレースの迫力と心理描写が良かった
主人公の藤原拓海がカーレースの楽しさに気付き、北関東の峠道で勝負を繰り広げる物語。
良い点と悪い点がありましたが、良い点のインパクトが絶大な良作でした。
良かった点はカーレースの描写です。非力なAE86に乗車する拓海が当時最速クラスの車に打ち勝つ困難さや痛快さ、レースを重ねて研ぎ澄まされていく拓海の感性が上手く描かれていました。またユーロビートがレースの迫力や感動を高めていて非常に良かったです。
対戦するライバル達は自身が一流の走り屋だという矜持を秘めた魅力的なキャラクターが多いです。バトル中に繰り広げられる駆け引きは印象に残るものが多く、
「上等じゃねーか。コーナー2コも抜けりゃバックミラーから消してやるぜ!」
「なめてんじゃねーぞ!外から行かすかよ!」
といった熱い名言が飛び出すのも醍醐味。
悪かった点は人物の作画とストーリーのテンポの悪さ。
特に人物の作画は作品の魅力を削ぎかねないレベルだったので残念でした。
個人的に2期以降は徐々にマンネリ感が増してきましたが、ここまでの話は新鮮できれいに完結しているのでオススメです。