mi-i さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
いうほど
世間で評価されているほど面白いものと感じませんでした。
総評でいえば可もなく不可も無くですが、好きだと思える内容ではなかったです。
全体の印象は、設定だけ凝っていてストーリーが薄い。
インデックスの力が発揮されたのは最初の何話かだけで、あとは主人公の右手ごり押し。
魔術、超能力、錬金術、天使、神といういわゆるファンタジーのキーワードがすべて詰め込まれている世界感です。
設定だけが宙に浮いていると思った。
話ごとに絡む女の子がみんな主人公を好きになる。
主人公のキャラクターが嫌いなわけではないけど、
どのへんにそんな魅力があるのかわからない。
SAOも同じような感じだけど、弱さと強さが混在している主人公には魅力を感じたし、好感を持たれるタイプのキャラクターに描かれているため違和感をあまり感じなかった。
本作の主人公は、飄々としているようで急に熱く語るし、動き出すから、何を考えてそうなるのか、主人公の行動の軸となる理念が伝わってこない為、よくわからない。
主人公主観の一方的な暑苦しい正義を長々と敵に語った後、とにかく右手でっていう展開で戦いが終わる。
主人公が不幸体質だけど、本当にそれって不幸なの?というような些細な出来事、不幸というワードを多く取り入れているせいで、不幸っぽく見えているだけな気がする。
右手の能力のせいで、化け物と何度か呼ばれるが、ショックを承ける風でもなく、そのワードに対する感情がみえてこない。
後半に出てくる女の子も化け物と言われるが、
その子に投げかける主人公の言葉も相手の心を変える力があるように思えない。
強力な能力のせいで制御出来ず大切な人をどんどん殺しちゃって、
目覚める度に血の海で、化け物と呼ばれ続けている主人公のアニメ(伝説の勇者の伝説)を見たあとだったからか、劇中に語られる言葉の重みや、そのワードを使用する必要も、なにも感じられなかった。
後半の2話くらいが、アクセルレーターの話になっているけど、
彼にからむラストオーダーの話し方がイライラして聞いていられなかった。
大きすぎる世界設定にキャラクターがついていっていないという感じでしょうか。。。1作品として不必要なものが多すぎるのではと思います。
軽く流し見るぶんには楽しめるかと。
ここまで人気の理由はちょっとわからなかったです。