かしろん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
意外としっかりしたストーリー展開だった
【最終話まで見て】
【あらすじ】
{netabare}黒木智子は高校1年生。世に云うJKだ。
中学時代は1人しか友人がいなかった彼女は思う。
「JKといえばブランドだ。JKになりさえすれば嫌でも勝手にモテる。」
だが、そんなに世の中甘くない。
高校に入り2ヶ月経つが、彼氏どころか友人も出来ないボッチライフを送り、リア充たちに心のなかで悪態をつく日々だった。{/netabare}
ウェブコミックサイト「ガンガンオンライン」にて連載中の漫画原作。
【4話までの感想】
{netabare}ギャグアニメなんだが、意外と(というと失礼かもしれないが)その内容はしっかりしている。
最近のギャグは落とさないことをオチとしたり、勢い任せにダーッと走らせる強引なストーリーが多い気がするのでそういうタイプかと思って見てみると、1段オチ、2段オチを用意した綺麗な展開が多いのだ。あぁ、そうくるのね、と素直に感心させられる。
期待せずに見始めただけに好印象。
また、ここまでのやつはいくら何でもいないだろう、男女係わらず、と思うくらいのコミュ障人間が主人公。
「完璧に俺だわ・・・」と思うことは無いものの、部分的に引っかかる部分もあり、多少痛い部分も味わえる。{/netabare}
【最後まで見て感想まとめ】
{netabare}物語:日常系アニメが増えてから、オチがないのがオチ、みたいなのが増えたが、しっかりしたオチを段構えで用意していたりと、ギャグとしてストーリー展開で楽しめる。
いろんな作品のパロディもあるが、よい感じでスパイスになっている。
「人間そう簡単にかわれねーよ」ってラストも良い。
ただ漫然と漠然と「変わりたいなぁ、変わらなきゃなぁ」などと思ってみても人間変われるもんじゃないからね。もこっちにも「変わらなきゃ」と強く決意させるような出会いや出来事が早く訪れますように。
作画:もこっちの気持ち悪さを良く出せている。劇的に綺麗な訳でもなく良く動いているわけでもないが、及第点以上は確保出来ている。
声優:何にしろ主人公もこっち役の橘田いずみが怪演。素晴らしいもこっちぶりだった。
ワタモテRADIOもお勧め。
音楽:OPEDとも良い。BGMも合っている。
劇中曲に変更EDに劇中曲にと遊び心満点。一部楽曲はパロディとして綺麗にパクリスペクト出来ている。
キャラ:凶暴なコミュ障キャラとしてステレオタイプで極端に走りすぎだが、もこっちのキャラが中々に良い。
端々に共感できてしまう自分が痛い・・・{/netabare}
H25年夏アニメがショボイのが多かったので、大きな期待は抱かず見て楽しめた。
橘田いずみを知れたのは大きい。