「惡の華(TVアニメ動画)」

総合得点
65.0
感想・評価
1146
棚に入れた
4509
ランキング
3538
★★★★☆ 3.2 (1146)
物語
3.4
作画
3.0
声優
3.3
音楽
3.4
キャラ
3.2

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タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ロトスコープって成功なの?

 自分が中学生のときを思い出しても、変態がどうの、クソ虫がどうのなんて考えた覚えはなかったなあ。多分。だから、春日クンや仲村さんの行動は奇行にしか写らなです。共感できる方には、ぜひ解説してもらいたいところです。

ロトスコープについて。
 動かなくてもいいところがくにゃくにゃ動く。素人くさい。影はなく写真をトレースしただけって感じ。2人が夜の教室で大暴れするところは作画がすごくよかったんだけど、春日君のお母さんなどは全然ダメ。実写を意識したカット割り、演出なのでしょうが、これって成功したのでしょうか?

 今の技術なら、アニメの絵で実写的な見せ方をするノウハウがすでに蓄積されています。キャラデザインは実写絵の起こしでよいとして、影をつけるなり、くにゃくにゃ動くところはきちんと止めたりすれば、もっときれいでストレスのない、面白い表現ができたはず。 製作時間、お金の問題などあるでしょうが、あえて手間をかけずに素人くささを残し、話題性を狙うようなやり方は、表現者としては感心しません。よりよい表現に昇華できるように尽力すべきだと感じました。

 未熟、混沌、矛盾などがテーマとなり、全編不協和音で観ている側を不快にさせるのが目的なのかもしれませんが、それが手抜きではいけません。この作品を反面教師とし、この手のアニメの良作が今後作られることを期待します。

PS1:「さ・・・佐伯さん・・」「クソ虫の海にしてやったぜ!」ってセリフが好き。つい真似したくなります。
PS2:夜の教室で大暴れした次の回、Aパート全部使って学校から家まで歩いて帰るだけって描写が大胆。実写映画ではよくあるカット割りだけど、ここでそれやるか~って感じ。この辺はスタッフがやりたいことやっている。面白かった。

投稿 : 2013/08/04
閲覧 : 262
サンキュー:

4

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