◎TARGET さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
言い知れぬ不気味さと恐怖感がただようホラー・ミステリー・サスペンス【原作:綾辻行人】
❏概要…ね。
原作者はなんとあの「○○館の殺人」シリーズで有名な綾辻行人。
現代の江戸川乱歩と言っても過言ではない売れっこ推理作家である。
ジャンルはホラー・ミステリー・サスペンス(推理要素はあんまりない)
ネタバレしない程度にあらすじ(導入部のみ)
中学3年の春、病気の療養のため東京から母の実家へ引っ越してきた榊原恒一。
転入先のクラスには誰にも口外してはならない恐ろしい秘密があった。
そして、不安を顔に浮かべたクラスメイト達は誰一人としてその秘密を
語ろうとしないのだった…
恒一は病院で一度だけ見かけたクラスメイト、眼帯をした美少女の「見崎鳴」
の事がずっと気になっていた。しかし、彼女は学校内では誰からも話しかけられず、
無視されていた。最初はいじめの類か何かだと思っていた恒一だったが、
徐々に恐ろしい事実を目の当たりにしていくのであった…
❏第0話は最後に見たほうがいいかも…ね。
TV未放映のオリジナルエピソードの『#00 The Other -因果-』は
第0話なので、最初に見てしまう人が多そうだが、
最初の数話に関連した「ちょとしたネタバレ」があるので、
最後に見たほうがいいかもしれない。
といっても話の根幹に関わるような致命的なネタバレではないので、
もし間違えて最初に第0話を見てしまった人でも、
そんなに大きなダメージにはならないはずw
ネタバレ込みの話が何故、第0話なのかと言うと、
単純に時系列的に第1話の前というだけの話。
第0話じゃなくて特別編とかの方がよかったのに。
❏背筋がゾクゾクする恐怖…ね。
まるで綾辻行人氏の小説を読んでるかのごとく
毎話毎話言い知れぬ不気味さと恐怖感がただよっていた。
いかにもな感じのおどろおどろしいBGMはもちろんのこと
OPの不気味な人形や、学校校舎の金網や手すりの赤茶けた錆、
自宅で暗がりにいるお爺さん、人気のない古びたダムなど
反則アイテムを使って、これでもかと視聴者の心理を不安にさせる。
実によく出来たホラー・ミステリー・サスペンスだ。
❏最後に…ね。
全12話+1話 いっきに見れた。
「DEATH NOTE」みたいなダークなのが好きな人は絶対好きじゃないかな。
これは傑作。