かかのん さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
一話のみよかった最後はやっぱりグダグダ!!
一話は非常によかった!ガッチャマンなんてどうでもいいので
宇宙人から選ばれたメンツが変身ヒーロになって、変なモンスターと戦うという、シチュエーションを丁寧に描いてた。
こういうSF設定のオリジナルで一番難しいのが「敵」です。ストーリー的に言うと、主人公にカウンターを当てる存在ですがとても重要。
00年代以降で失敗しまくりなのは、テロリスト、カルト集団、古い世界制覇を企む秘密の集団、そしてネットがからんだ何が何だかわからないモノ、もうみんなが使いまくりで設定自体が腐ってます。
今回はクラウドがタイトルなので、「分散した対象」がテーマなんですが、二話目を見たあとの危惧として…
敵も見方も同じ技術、系統で、実は色々知っていて隠しまくりという都合のいい設定ですね。
知らないのは主人公の集団と敵の下っ端で、「実は!昔に!」とかアホウなストーリー進行を行うという事です、こんなの舞台とか小説だと普通に駄作の部類なので、ちょっと溜息でます。
もし今なままで進めるなら、「ガッチャの上層部」、「ベルク」、「主人公集団」、「ギャラクター」、この4つに明確に別々のテーマを与えておいて、4つのグループがお話に関連する「ナゾ」とか「イベント」に向かってストーリーを進めていく!と言うのが見せ方としてはスマートですね。
4つのグループの別々の問題点をひとつひとつ、主役の女の子にイベントをぶつけて、解決していくなんて下手くそな事してると尺が足りなくなりますよコレ?
でもこのアニメは十中八九、駆け足で終わってポカーンとすると予想がつきます、残念ですが。
26話構成だったとしても「キャラ数」と「配置」があり得ないくらいバラバラで、「敵位置のキャラ」が少なすぎるからですね。
「こんなこともあろうかと!」ってとつぜん「過去に居たことになっている重要なキャラ」が出てきて、「ベルクめここに居たのか!」とか言いそうで恐いですね。
あと「ベルクは我ら四天王中で最弱!」とかのアホウな展開にもなるんじゃないかと予想しておきます…後は女装キャラのパワーアップ化で暴走とか…それも知らないキャラクター出てきて、したり顔で「私の思惑通りだな!」とい言うのww
できれば「丁寧なシナリオ進行」で面白さで展開して欲しい。
最終話を見ての感想の追加ですが最初に書いたとおりに「このアニメは十中八九、駆け足で終わってポカーンとすると予想がつきます」のマンマでゾッとした。
実際はもっと酷くてODは無駄死に、街が壊れる程の事件が起こっているのにガッチャというSNSの功罪は表現しない、事の顛末は「それから数年後!」壊れた議事堂の前で「皆がリーダーですから!」という意味の分からないセリフで締め。
アレほど煽る能力のある敵はいつの間にかスルーされ、敵がいないからはじめちゃんは結果的に勝利!ってお粗末にも程がある。
OPで描かれてるはじめとるいの対立構造をちゃんと描かないから気持ちのいいバトルとか葛藤が描けない、カッツェを強く便利にし過ぎてシナリオの構成を無視して都合よく動かしたツケが作品全体に自家中毒の様に回っていますね。
ここまでお粗末な構成も珍しい、最終話も語りと説明で終始したしホント頭のわるい監督と脚本家だと思います。
人間の可能性をバッテリーで限界のあるタブレット内だけで
語るのは頭悪すぎかなあ?そういうネタも想定範囲だけど実際の人間のコミュニティを浅く見過ぎてるなあ…