けいしゃん さんの感想・評価

4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

男性と女性とで感想が異なる泣けるアニメ

■観賞状況は？
放送当時、リアルタイムで見てました。

■物語の評価は？
keyは毎回あるテーマを元に作品を作ってますがCLANNADのテーマは【家族】。
『CLANNAD』という単語も家族の意味がある、だとか何とか
色々考察がされてるみたいなので詳しくはググってみましょう。

“an Clann as Dango(だんご大家族)”からCLANNAD

色んな考察からちょっと掻い摘んで記載しときます。

物語についてですが、個人的には18話で終わっても綺麗な作品だったと思います。
大切な物に気付いた朋也は、再起を誓って日々を過ごして行く―
みたいな感じで。
それ以降の話は救済措置だと言う方がチラホラいらっしゃいます。
親子3人の姿を見たかった人達が報われないから幸せな結末も書いたのじゃないか？と。

しかし、ラストの展開は、ああなるべくしてなったのです。
一期の話に戻りますが、渚が学園祭で披露した演劇の内容は、
本人もどこで見たのかを覚えてません。
では記憶として持ってるのは何故でしょうか？

色んな考察ｻｲﾄを見て、この考察が一番しっくりきたので
是非除いてみてください。

『CLANNAD -クラナド- 考察』
ttp://ziro.jp/view_studio/key/clannad2.htm

CLANNADは良かねぇ・・・8回見直しました。
友人に勧める時に一緒に観てたので、自然と視聴回数がね・・・ｗ

■作画の評価は？
キャラデザが無理！（目が離れてるから）って言う人も居ました。
自分は好きになってしまってるので、補正かかってどうしてもそうは見えないのですがぐぬぬ・・・
背景や空気感がすごく綺麗だと思います。
これはCLANNADだけではなく、京都アニメーションは
空気感　みたいなのをすごく大事にするんじゃないかなーと思います。
ほかの作品でも、実際にそこにありそうな町並みって感じで。
背景や空気感がしっかりしてると、キャラのやりとりもリアルになります。

表情の変化の過程も凄い。
泣くシーンが特に際立ってると思います。
1期での藤林姉妹が、朋也への恋心を諦めるシーンも凄かったな・・・
込み上げて込み上げて、あふれ出してこぼれだしてしまう描写が本当に凄かった。

そうそう。細かい所ですが、汐の食事シーンも凄かった。
スプーンをうまく扱えない感じが、まんま幼い子供のｿﾚでした。
本能的に可愛いと思うような拙さでした。


■声優の評価は？
個人的に渚の声優さんである、中原麻衣さんが好きなので、スポットを渚に当てて書きます。
原作の渚は少し暗めの声で、会話のテンポも少し遅めです。
アニメでの渚は、原作に比べてやや快活になってます。
この違いは、サウンドノベルでの渚は、プレイしてる人が物語を進めていくので、設定に忠実な渚を演じたんだと思います。（病弱で引っ込み思案）
アニメでは、その世界の人同士がコミュニケーションをとってるわけで、周りに多少なりとも影響を受けてる渚を演じてるんだと思います。
原作通りのテンションだと違和感がでちゃったかもしれません。
つまり何が言いたいかといいますと、演じ分けすげぇえええ！


■音楽の評価は？
これはもう文句なしで5をつけました。
時を刻む唄、小さなてのひら、だんご大家族、他にも色々ありますが、ダーマエの才能には驚くばかりです。
シナリオも書き、それに合う音楽も作り、何者なんでしょうね！
合う音楽というか、音楽も込みの作品かもしれないですね。
自分は『小さなてのひら』が好きです。

BGMが流れるタイミングもドンピシャすぎて凄いです。
18話の向日葵畑のシーンは何回見ても音楽流れ出した時に泣いちゃうんですよね・・・
空爆みたいな感じですかね・・・ｗ


■キャラの評価は？
キャラそれぞれにストーリーがあって魅力的だと思います。
描かれて無い部分も沢山ありますが、語られることでキャラの重さが増しますね。
原作で出てたあるキャラがアニメには出てなかったので少し驚きもしましたが・・・ｗ