緑川悠一郎 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
構成に100くらい☆をつけたい作品
この作品は間違いなく傑作
かなり構成依存の作品だということは言えるのではないかと思います
最初の一話、二話あたりは、「これは面白いのか?」という疑念で頭がいっぱいになった
オカリンの中二病設定は正直、なにこのオッサンキモいとしか思わなかったし、わけわかんないけど急に人が死んでるし、よくわかんない映像が次から次へと流れるし、あー、もう、切りたいかも、と思ったw
最初の数話からして好きな人は、きっとこの作品の雰囲気というか、世界観自体が好きなのだろうと思う。残念ながらそれは自分の好みに合わなかったということでしょう
しかし、世界観が好みではない人であっても、有無をいわさず「この作品は傑作だ」と思わせる要因があって、それが物語の構成
非常に緻密に組み立てられた物語がゆっくりと確実に真相に迫ってゆき、そして全ての謎がジグソーパズルのように一切の矛盾なくピタっとハマるべき場所にハマる
この構成をつくるに費やした努力(もしくは才能?)を思えば、傑作といわざるおえないということです
キャラクターでいえばクリスのデレっぷりはなかなかよかった
まあ、自分はオカリンのキャラがあまり好きではないので(キャラ自体が嫌いというより、いい年したオッサンがこのキャラであることに引いてしまう)、
クリスがオカリンにデレるというルートは壁ドンを禁じえなかったわけですが…
であるとしても、この作品が傑作だということに関しては、疑う余地ありません
みんな、オラにデレを分けてくれ!