◎TARGET さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
和製シャーロック・ホームズ
❏総評
原作は米澤穂信の推理小説〈古典部〉シリーズ
ジャンルは推理・謎解き系
学園内で起こる様々な事件や謎を、主人公の折木奉太郎が
まるでシャーロック・ホームズかの如くに解決していくお話。
ネタバレしない程度にあらすじ(導入部のみ)
舞台は有名な進学校の神山高校。
部活動が大変活発で、多くの生徒は日々部活動に励んでいた。
しかし4月の新学期、「古典部」はその長い歴史に幕を
閉じようとしていた。去年卒業した部員が辞めて
部員が1人も居なくなり廃部の危機を迎えていたのである。
主人公の1年E組 折木奉太郎は
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」
をモットーとする省エネ主義者。
そんな彼が部活動などに興味を持つはずもなく、学園生活を無難に
やり過ごせればいいと考えていた。しかし、元古典部だった姉から
存続を頼まれ古典部に入部するハメに。
古典部の部室へ向かうと、誰も居ないはずの部屋には黒髪お嬢様が。
地元の名家「千反田家」の一人娘、千反田えるだった。
彼女が古典部に入部した理由とは?
折木の親友の福部里志と、里志を追って入部した伊原摩耶花を合わせた
男女4人が、古典部に隠された謎に踏み込んでゆくのだった…
❏シャーロック・ホームズのオマージュ作品
4人の登場人物はそれぞれ
シャーロック・ホームズの世界では以下の人物に相当。
折木奉太郎 → ホームズ
千反田える → 依頼人
福部里志 → ワトソン
伊原摩耶花 → レストレード
❏1話目だけ見てやめないように
私が1話目を見終わった時点では、
キャラも濃いしなんかこのアニメ苦手かもって印象だったが
2話、3話とみたら、すっかり氷菓にハマってしまっていた。
最初ホームズのオマージュ作品だと知らないで見たので
折木奉太郎と福部里志の非現実的なレベルの屁理屈コンビや、
千反田えるの天然お嬢様ぶりを見て、痛いなぁと思って
最初ちょっと引いてしまったのだが、
見終わる頃にはすっかり癖になる不思議。
❏最後に
推理小説が好きな人は絶対好きだと思う。