にゃっき♪ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
Good Time Music
環境ビデオとか、成長しないハムスターでも眺めてるような気分になりました。
キャラの会話を聞いてるだけで優しい気持ちになれる人なら、きっと高評価になる作品だと思います。
私は出来が良いOPやEDからもっと違った内容を期待してしまいました。ここまでゆるゆる系なら帰宅部でやって欲しかったです。部活をすれば共通の目標がうまれ、目標があればそれなりに頑張ります。私にとって部活とは、せめてみんなの足を引っ張らないように練習を重ねたイメージしか湧いてきません。
バンドの練習は地味です。練習中はアイコンタクトしながら、音をあわせるのに延々と同じフレーズを繰り返します。自分のやりたい曲しか演奏したがらないヤツが必ずいたりしますしw
絵にならないのはわかりますし、時間が飛んでるところもあるので脳内補完でスルーしましたが、練習を重ね少しずつ上手く出来るようになって「今のよかったよね」「うんうん」「忘れないうちにもう一度w」みたいな会話のひとつもあれば、まったく違った印象になったように思います。
私は練習の描写がないより、練習する気がないように見えたのが気になりました。音楽に真剣に取り組んでる人の神経を逆撫でするような言動も少なくなかったような気がします。
後輩がひとりしか入らなくても、自分たちだけ毎日ティータイム出来れば良かったみたいで、軽音部を後輩たちに残したい気持ちも感じられませんでした。原作がどうであれ、制作側はキャラを増やす意味がないと判断したのでしょう。話題作りやらCDやグッズを売りたいための軽音だったのが残念です。
「憂」という字を名前に使っていたのも気になりました。
友人の娘の由実ちゃんは自分の名前を自「由」が「実」るって説明します。「美」しいじゃなくて良かったとも言ってます。私は友人がユーミンの大ファンだったのを知ってますが、知らんぷりしています。卑屈な気持ちにさせないだけでなく、立派すぎて説明が恥ずかしくならない文字を選ぼうなんて、あまり気にする事ではないのはわかっています。人が隣にいれば「イ憂」となり優しくなれるというネタをずいぶん前に聞いたことがありますが、私には選択肢としてあり得ないです。
いずれにしても、異性が出てこないのではなく、出てきても構ってる暇がないようなキャラでなければ、私は魅力を感じられず、癒されることもないだけの事なのかもしれません。