Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
う〜ん・・・このタイトルを掲げている以上、続編に期待したいと思います♪
この物語の主人公は、比企谷 八幡(ひきがや はちまん)・・・千葉県の高校に通う2年生です。彼は小さい頃に友達が出来なかった事が尾を引き、高校生になっても「ぼっち」を貫き通そうとしていました。しかし、生活指導の先生に目を付けられ、「本校生徒らの自己改革を促し、悩みを解決する手助けを行う」事を目的とした「奉仕部」に入部させられてしまいます。その奉仕部には学校一の美少女であり、本作品のヒロインの1人である雪ノ下 雪乃(ゆきのした ゆきの)が入部していて二人は出会い・・・物語が動いていきます。
この作品は、奉仕部の活動を通して彼らならではの手腕で悩みを解決していく・・・という感じのお話です。
この作品は、どれだけ登場人物に肩入れできるかで好みが別れる作品なんじゃないかと思いました。
まず、主人公の「ヒッキー」こと比企谷 八幡。
他人の好意を素直に受け入れられず、すぐに警戒心を抱いてしまいます。人間なら誰でも「負の思い」を多少なりとも持っていると思います。でも、親しい間柄の友人や想いを寄せる人に対しては、決して警戒はしないと思いますし、集団生活の中での生き抜き方・・・「負の思」いの扱い方を心得ています。
彼の場合は「負の思い」を思い切り前面に押し出してくるので「何もそんな風に考えなくても・・・^^;」という場面が幾度もありました。
もし、それが彼の自我を守る唯一の方法だったら・・・そう考えると、彼は物凄く繊細なのかもしれません。彼の現在に至る経緯がもう少し描かれていたら、また印象が変わるのかもしれませんけど・・・^^;
次に、「ゆきのん」こと雪ノ下 雪乃。
漆黒の黒髪美少女で、才女・・・優等生を絵に描いたようなキャラなのですが、正しいと思った事をオブラートに包むことなくストレートに言い放つ性格の持ち主です。そして、自分でやると決めた事は体力の限界までやり抜く芯の強さも合わせ持っています。ピンと張り詰めた糸のような立ち位置に自分を置いているようですが・・・
この二人を見ていると、性格は全く違うのですが、普段の立ち振る舞いが自我を守るためだとすると、何だか「似た者同士」に思えてきちゃいました^^;
そして、もう1人のヒロインである由比ヶ浜 結衣(ゆいがはま ゆい)。
周囲に合わせてばかりで自己主張が苦手な彼女ですが、素直だし・・・奉仕部に欠かせないカンフル剤として、私の中で一番安心できるキャラでした^^
他にも個性的な登場人物が沢山出てくるのですが、総じてキャラの個性が皆さん強いのも特徴だと思いました^^;
そして作品の方ですが、「あれ、いつの間にか終わってる・・・」という感じでした。番組の構成を良く見てみると、12話+番外編だったようです。それにしても、12話目だって最終回という感じじゃなかったような・・・^^;
何の前触れも脈絡も無く終わってしまったので、2期もそんな感じで始まる・・・という事なのでしょうか^^;
主要登場人物3人の掛け合いは見ていて面白かっただけに残念な思いと次への期待が絡み合っているような心情です^^;
そういえば、この作品のタイトルは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」でしたよね。
1期12話+特別編の中でこのタイトルに合致するのは、ヒッキーが男性で1人称が「俺」という位だったのではないでしょうか・・・?
やはり・・・何か比べるものがあったのかな?
青春ラブコメ・・・まずはヒッキーの性格を何とか・・・^^;
間違っている・・・そもそも何か間違いましたっけ?
う〜ん・・・このタイトルを掲げている以上、続編に期待したいと思います♪