シス子 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
それはとても「あぐれっしぶ」なお話・・・なので
とてもほのぼのとしたお話です
2話目以降は
ちょっと笑えるシーンや
ちょっと涙のシーン
ほとんどがどこにでもありそうなお話なのですが
終始引き込まれてしまい最後まで楽しめました。
舞台は広島県の竹原市
高校生の4人の女の子が
自分のやりたいことや
なりたいものがあって
その目標に向かってがんばってる
って感じなのですが
それがメインのテーマなのかというとそうでもなく
女の子たちのまったりとした日常生活を
そのまんま映像化したみたいな感じです
ちょっとほのぼの感が強めなので
人によっては好き嫌いがありそうですが
自分自身の感触としては
これくらいがちょうどいい感じで
お話の内容もとてもうまく伝わってきて
毎回
飽きずに集中して観られました
実はこの作品
本気で涙したのは
1話目だけなのです
1話目の舞台は神奈川県の汐入です
最初の登場は
主人公で「写真」を撮るのが大好きな「ふう」ちゃんと
ふうちゃんの親友の「ちひろ」ちゃん
ふうちゃんが中学3年生のときのお話です
{netabare}この
ふうちゃんのお友達の
ちひろちゃんが
ものすごく涙もろくて
ふうちゃんのお父さんの話になるとすぐ涙を流してました
5年前に
天国に行ってしまったふうちゃんのお父さん
ふうちゃんは
お父さんのことを
思い出すと悲しくなるので
形見であるカメラを
ずっとしまっていました
でも
あるきっかけで
そのカメラで写真を撮る決意をします
このシチュエーションだけで
もう
相当
涙モノだったのに
そんなふうちゃんを気遣う
ちひろちゃんの涙を見てしまったら
私も涙が止まらなくなりました
ふうちゃんが
竹原に引っ越すことになったときは
気丈に涙をこらえている
ちひろちゃんの姿が
とても健気で
さらに
"泣き"が入ってしまいます
そして
最後のシーンは
まさに号泣モノです
お話は
ふうちゃんが中学3年生の2月のとき
「"いってらっしゃい"、ふうにょん。私も応援してるよ」
(ふうにょん=ふうちゃんのこと)
ちひろちゃんから励ましの言葉を送られ
ふうちゃんは竹原の高校受験のため出発します
お父さんの故郷で
小さい頃
よくお父さんに遊びにつれてきてもらった竹原
電車の中で
ふうちゃんは小さい頃
お父さんに撮ってもらった写真を見て
竹原のことを
お父さんと来た頃のことを思い出します
到着した駅のホームには
「おかえりなさい」
の文字
迎えにきた
幼なじみの「かおる」ちゃんの
「おかえり」の言葉に
「ただいま」と答えるふうちゃん
じわり・・・
と
ふうちゃんの目に涙があふれてきます
エンディング曲の中島愛さんがうたう「神様のいたずら」
とも相まって
私の号泣スイッチが入ったまま
戻らなくなってしまいました
これは
もう"反則"ですよ
一話目で
すでに高評価になってしまいました
(ほとんどあらすじを書き連ねただけになってしまいました^^!){/netabare}
全体のお話は
ふうちゃんの高校1年生の1月まで
ふうちゃんの「あぐれっしぶ」な「ひととせ」(一年)が描かれています
2期も涙と大量のティッシュペーパーが必要?・・・なので^^
余談で
この作品を観ていて
ふうちゃんに自分の姿が重なってしまい
とても感情移入してしまいました
(ふうちゃんみたいに"カワイイ"とかではないですよ^^!)
女性にとって
特に若い頃は
父親を
"ウザい"とか
"空気みたいな存在"とか思っている
イメージが抱かれそうで
実際
私もそんな感じだったのですが
いざいなくなってしまうと
正直
その偉大さがわかるような気がしました
女性にとっての父親は
特別な"異性"であり
ある意味
恋人以上の
"存在感"というか
"影響力"があるんですね
ふうちゃんが
写真を撮る決心をした心境にも
とても共感しました
私もこの歳になって(あえて書きませんが)
恥ずかしながら
趣味や嗜好などに
父の影響を受けはじめています
(お酒の趣味とか^^)
お話のいろいろな場面で見られた
ふうちゃんのお父さんに対する想いに
心を動かされ
高評価になりました