Lovin さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要
TV放送を視聴。原作ライトノベルは未読。JSがバスケットをする話の2期。
とある事件を境に活動を禁じられたバスケットボール部に所属していた主人公は、叔母が担任を務める小学校でバスケットのコーチを引き受けることになった。コーチを続けていく中、才能豊かで成長の早い小学生達に魅せられていく。
視聴前の期待度は3段階で★★と普通。1期を見ていたし、おそらくはそこで生まれた名言を軸に展開していくことは想像ができた。
本作品は監督:柳伸亮(草川啓造)×シリーズ構成:伊藤美智子×制作:project No.9、1クール全12話で構成されている。
OPはRO-KYU-BU!(主演声優グループ)が歌唱を担当した「Get goal!」で、1期OPのメロディを踏襲した雰囲気がある。
EDもRO-KYU-BU!が歌唱を担当した「Rolling! Rolling!」で、1期の名言を歌詞に盛り込んだ危険な香りのする曲だ。
■主な登場人物
主人公
自身もバスケプレイヤーで5人だけの女バスコーチを担当。
シャイニー・ギフト
トラウマを抱えているが唯一の経験者でシューティングガード。
ファイヤー・ワークス
ツインテールで牽引力があり勝気なパワーフォワード。
アイス・エイジ
大人びた性格で常に冷静に周囲を見られるポイントガード。
イノセント・チャーム
小柄で病弱な体質を努力で克服する頑張り屋なスモールフォワード。
プリズマティック・バド
大柄なことがコンプレックスでかなり気弱なセンター。
■感想
作品を全編を通した感想は、やはり日常回よりバスケットの試合をする回のほうが面白いし、登場するライバルの悪者感が非常に強いと言うこと。
1期の後半は正式な形式での試合が行われていたが、2期では殆どが3on3のような形式の試合で行われている。そのほうが傍若無人で才能豊かなファンタジスタを乱入させやすいのだと思うが、やはりこの作品では5対5の普通の試合が楽しく一番見たいと思う。
2期では五年生のグループが女子バスケット部の対抗馬として登場し、そのグループを丁寧に描いた点は評価できると思うのだが、アイス・エイジは仕方ないにしてもファイヤー・ワークスやイノセント・チャームはキャラが濃いはずなのに目立ちきれて居ないのは少し残念だった。
登場人物が増えた分、ハーレム感は1期より少なくなったと感じる。1期では主人公の母のサポートが厚く、ことある毎に主人公の家でパーティーのようなことをした上に、選手達が主人公を奪い合うような展開が何度かあったが、2期ではもう少し真面目にバスケットを取り上げていると思う。
バスケットのプレイ自体は小学生のレベルを遥かに超えていると思われ、経験者が見ればツッコミどころ満載なのではと思うが、特別経験が無いのであれば違和感無く楽しめるのではと思う。強いて言えば、ファウルについてのルールくらい知っていれば良いというレベルだと思う。
最終話が終わった時点で、JSへの抵抗を除けば面白いと思うので、ペドフィリアとの謗りを受ける覚悟のある方には堂々と、シャイな方にはコッソリとお薦めしたい作品だと思う。
■作品の傾向
JSがスポーツに打ち込む話は他に知らず、バスケットボール関係の話は殆ど知らないので選び難い。
無理を承知で少しだけ見た作品を挙げれば「BUZZER BEATER」が類似作品になる。
■蛇足:{netabare}
登場人物に記載の名前は作中で名付けられる二つ名と言うものだが、F1や世界陸上のような寒々しさが少し漂っている。
{/netabare}