Lovin さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要
TV放送を視聴。原作漫画は未読。市役所福祉課で働く面々の話。
両親が迷った挙句にDQNネームとなった修正届けを受理されてしまった主人公は、その職員に復習すべく真っ当な手段で市役所へと乗り込むが、そこで出会った面々と・・・
視聴前の期待度は3段階で★★★と高め。WORKING!と作者が同じだが、別の話だと考えるべきだと思いつつ、やっぱり何処かで期待するような見方をしていたと思う。
本作品は山本靖貴監督×A-1 Pictures制作×下山健人脚本で、1クール全13話で構成されており、サブタイトルは五七調になっている。
OPは主要女性声優3人が歌唱を担当したアップテンポなノリの良い曲で、コメディと言う要素には合っている気と思う。
EDは主要女性声優3人がソロで歌唱を担当したスローなバラード調の曲で、少し大人びた女性のまどろみには合う曲だと思う。
■主な登場人物
主人公
アホ毛と巨乳が特徴でDQNネームの出生届を受理した職員への復習が生甲斐。
生け贄
喋るとナイフの様な切れ味が出るため無口で内気な性格になってしまった新人。
レイヤー
趣味のコスプレを最大限に楽しむため非常勤となった案外毒舌の女性。
スーダラ男
仕事もサボりも要領よくこなしたり能力は高そうだがかなりいい加減な新人。
優柔不断男
余り空気が読めず勤続七年で新人を自称する優柔不断な先輩。
■感想
全編を通した感想は、期待度を下回ったが作品としては十分面白く仕上がっていると思う。特に配属初日からそれぞれのキャラに、望むと望まざると様々な役割が割り振られてしまうところ、生け贄は本当に可哀想だった。アレも仕事、と言えばそうなのかもしれないが、現実にあるのならノイローゼなっても良いレベルだ。
あとやっぱり全員個性が強すぎる。その辺りはWORKING!とほぼ同じで、個性と個性がぶつかり合う人間関係で上手に調整役に回るキャラが居るが、その本人もまた個性が強い。なのでボケとツッコミも概ね役割が決まっていて、たまに立場が逆転するのもほぼ同じだった。
では何故期待度を下回ったのか考えたところ、どうも「付き合わない」か「付き合う」かの違いにあるのではという結論に達した。WORKING!ではほぼ「付き合わない」展開で最終話だけはもしかして・・・となる印象だったが、本作品では「付き合う」かも知れない、現に一組付き合ってるし、と言う危惧を終始抱いていたところに違和感があったのだと思う。
それはWORKING!と同じ作品と言う見方をしていたこちらの問題で、単純に本作品だけを見れば笑えるポイントはWORKING!と変わらず、ファミレスが市役所に変わっただけという見方も出来る良作だと思う。加えて言うと仕事をしないのも同じだ。。
最終話が終わった時点で、WORKING!が好きな方には間違いなくう進め出来る作品だと感じた。
■作品の傾向
個性的なメンバーが集まる職場が舞台の作品は、実は余りないのではないだろうか。
とりあえず同じ作者の「WORKING!」は類似作品に挙げておく。
内輪で盛り上がっているコメディと言う点だけで苦しいが「ゆゆ式」も類似作品として挙げておく。
■蛇足:{netabare}
北海道出身の漫画家は、北海道を舞台設定に選ぶ人が多いのは、やはり郷土愛が深いからなのか。
●以前書いた感想{netabare}
ランキング作っておいて申し訳ないが、現段階では期待を裏切られた。このまま行けば順位は今期終了時点で間違いなく下がる。
1~2話がギャグ路線だったので期待してみたが、3~4話はラブコメ要素が強くなってきた。正直な話、ルーシーと長谷部の話はどうでもいい。OPのイメージで捉えていたら、EDのイメージだった。
とは言っても見続けることは間違いないし、役所でのギャグなんてそれ程多くはないんでしょうから話が続かないんでしょうけどね。{/netabare}
{/netabare}